零下51度からの生還 の商品レビュー
著者は96年のエベレ…
著者は96年のエベレスト登山ツアー中に猛吹雪の中で遭難、死んだものとしてやむなく置き去りにされたものの奇跡的に生還した人。しかし、この本は遭難について書かれたものというより著者の半生記といったほうがよいと思います。家族を顧みず山にのめりこんでゆき、次第に妻や子供たちとの溝が深まっ...
著者は96年のエベレスト登山ツアー中に猛吹雪の中で遭難、死んだものとしてやむなく置き去りにされたものの奇跡的に生還した人。しかし、この本は遭難について書かれたものというより著者の半生記といったほうがよいと思います。家族を顧みず山にのめりこんでゆき、次第に妻や子供たちとの溝が深まっていく様子や、生還後に自分にとって一番大切なものに気づき、家族との絆をとりもどしていく様が書かれています。山岳本を期待して読むとちょっと肩すかしかもしれませんが後半には事故以前の七大陸最高峰制覇の体験談などもざっと書かれており、冒
文庫OFF
死に急ぐ理由があり、生き残るべき理由がある。そんな人がいるのだな。 相反する運命が強烈にせめぎ合う生き様が垣間見えたが、ツマラナイ書き方なのが残念。 これを題材にだれか小説書けば面白いかも。
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鬱病を薬以外で押さえ込む方法が記述されている。 筆者は鬱病のため、常にアドレナリンを上げなければならなかった。 さもなければ自殺しかねない状態だった。 なのに結婚し、家族を形成した。 アドレナリンを上げるために家族を省みない筆者。 妻子のみじめな様子が胸を打つ。 零下51度か...
鬱病を薬以外で押さえ込む方法が記述されている。 筆者は鬱病のため、常にアドレナリンを上げなければならなかった。 さもなければ自殺しかねない状態だった。 なのに結婚し、家族を形成した。 アドレナリンを上げるために家族を省みない筆者。 妻子のみじめな様子が胸を打つ。 零下51度から生還した筆者は、 肉を絶ち、骨を絶ち、やっと家族のもとへ帰ってきた。
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