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パリ 1920年代 の商品レビュー

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2018/08/03

文学、演劇、美術、音楽、映画、さらにはファッションにいたるまで、1920年代のパリをいろどったさまざまな芸術家や作家たちの姿を通して、この時代の文化史的な意義を明らかにしている本です。 著者の専門が演劇ということもあり、バレエ・リュスや前衛劇についても比較的くわしい紹介がなされ...

文学、演劇、美術、音楽、映画、さらにはファッションにいたるまで、1920年代のパリをいろどったさまざまな芸術家や作家たちの姿を通して、この時代の文化史的な意義を明らかにしている本です。 著者の専門が演劇ということもあり、バレエ・リュスや前衛劇についても比較的くわしい紹介がなされています。また、藤田嗣治や竹久夢二といった日本人の芸術家たちが、この時代のパリの文化からどのような影響を受けたのかということにも、ごく簡単にではありますが触れられています。 個別的なジャンルにとらわれていてはなかなか見えてこない、精神史における芸術家たちの交流について知ることができ、興味深く読みました。

Posted byブクログ