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HIROSHIMA の商品レビュー

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加害者が被害者に。そ…

加害者が被害者に。それは一つ間違えばいつそうなるかは誰にも分からない。

文庫OFF

2011/01/06

講談社文芸文庫の小田実『HIROSHIMA』が平積みになっていたので購入し、一気に読んだ。 �ではニューメキシコ、テニアン、オキナワ、そしてヒロシマ、さまざまな場所に生きるさまざまな立場の人たちが断片的に描かれる。�では1945年8月6日のヒロシマが、短く、くっきりと語られる。...

講談社文芸文庫の小田実『HIROSHIMA』が平積みになっていたので購入し、一気に読んだ。 �ではニューメキシコ、テニアン、オキナワ、そしてヒロシマ、さまざまな場所に生きるさまざまな立場の人たちが断片的に描かれる。�では1945年8月6日のヒロシマが、短く、くっきりと語られる。�はヒロシマから何十年も経過した後の、死にゆく身体を有した人物たちの、夢とも現ともつかない物語。 私は特に�が素晴らしいと思った。 折り重なる死者の、私ではない私の死を死ぬことの意味を考えたりした。

Posted byブクログ