19ボックス の商品レビュー

清涼院流水(著者)

4編の短編からなるが…

[文庫ＯＦＦ]

4編の短編からなるが、読む順によって感じ方が違うという画期的な短編集。さらにこの作品は「カーニバルシリーズ」の作中に出てくる作品。仕掛けが多すぎて何処がどうなっているのか、何が現実で小説内のことなのかわからない（これが狙いだろう）。そこまで考えなくても単純に第一短編にでてくる「OMEM」は楽しめる。暇つぶしには最高。

どこから読み始めても…

[文庫ＯＦＦ]

どこから読み始めてもかまわないという四短編を収録。読む順番でストーリーが変わるらしいが、違いがよく分からなかった。

26通り（パターンＡ…

[文庫ＯＦＦ]

26通り（パターンＡからパターンＺ）の読み方ができるマルチエンディング方式らしいが、26回も読むには長い。２パターン読んで見て、大して結果は変わらなかったので、文庫化するときにはＡからＺまでの相違点がどうなるのか付録で書いて欲しいところである。それから自分の処女作「コズミック・ジョーカー」（２作品だが実質１作品）を「退屈な物語」と自分で言うのは止めて欲しい。仮にも作家でしょ。良心というものがないのか？　この人は。

2011/03/26

ネタミステリってカテゴリ作ってなかった！

最高だよ、ほんと。

木村彰一の分裂はまともなことやってるから腹立つ

2010/09/13

最近まで知らない人だった清涼院流水。そんなに酷いのかとデビュー作を探したがないので買ってきて読んだのがこれである。
巻末の診断ではＧ。読んでみて別にオカシイと思わなかったけどそれはダメなのか…。カウントダウンが一番惹き付ける話だった。
ついでに氏のことを調べてみて舞城、西尾が出て来て大変納得。

2009/10/04

読む順番によって話が変わるという（…）４つの短編。端的にこれが清涼院先生だ、という味わいが楽しめる気がします。

2009/10/04

頼むから普通に読ませてくれ、清涼院流水って感じの本です。
例によって、４つのストーリィを読む順番によって、物語が変わります。でも、私は、普通に最初から読んでいく普通の本の方がいいです。
余談ですが、この中に収録されている短編では、『切腹探偵幻の事件簿』というものを妙に気に入ってしまい、自分のサイトでパロディまで書いてしまったこともあります。

2009/10/04

泣きながら一気に読みました。

いやあ、相変わらず酷いですね。でもその期待を裏切らない酷さを味わいたくてページを繰ってしまうんでしょうか。怖いですね、清涼院って。

わたしは素直に順番通りに読みました。巻末に自分にお勧めの読み方を選べるチャートがついているのですが、その通りに再読する気にはもうなれませんでした。どう読んでも最後には脱力するんじゃないかと思います。だって清涼院だもの。

相変わらずアレがお好きなようですね、彼は。やっぱり最後にそれ出ちゃうか、みたいな。もういい加減にしてよ、みたいな。

ただ京極とか森とかの作品が引用されていて、彼らの作品を読んだことがある人ならちょっとだけにやりとしちゃう感じが悪くなかったかな。