21世紀を生きぬく日本語力 の商品レビュー

川本信幹(著者)

2018/01/29

　高校時代の恩師の本なのであります。読んでいると、何となく、高校時代の授業を思い出すのであります。

　それはさておき、年をとるごとに感じるのが、日本語は難しいということ。改まった文章を書いたり、改まった場所で挨拶をしなければならない機会が増えてきて、そのたびに、果たしてこの言い回しでいいのだろうか、と悩むことがたくさんあります。

　その手の本はいろいろありますが、単なるハウツーものに陥ることなく、かといってうんちくばかりで実用にはほど遠いというような専門書にもならず、ちょうどいいポジションの本に仕上がっていると思います。

　後半はテスト形式になっていて、自分の今の実力を知るのにちょうどよい内容です。少し大人の表現に親しみたいあなた、ぜひ一読をお薦めいたします。