八十日間世界一周 の商品レビュー
波乱万丈、支離滅裂なんだけど、粉骨砕身あきらめない姿はとてもかっこいい。 主人公のみならず登場人物も魅力的で、飽きさせない展開に頁をめくる手は止まらず、とても1872年に発表されたと思えない迫力で圧倒された。
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ずっと読みたかってやっと読みました。ヴェルヌの作品は『十五少年漂流記』、『海底2万里』に続いて3つ目。 科学の進歩は人類に夢とロマンを与えてくれる。その昔、80日で世界一周なんて絵空事。でも、19世紀に入ってそれが可能になって、21世紀の今ではきっと80時間世界一周だってでき...
ずっと読みたかってやっと読みました。ヴェルヌの作品は『十五少年漂流記』、『海底2万里』に続いて3つ目。 科学の進歩は人類に夢とロマンを与えてくれる。その昔、80日で世界一周なんて絵空事。でも、19世紀に入ってそれが可能になって、21世紀の今ではきっと80時間世界一周だってできるだろう。飛行機、船、鉄道、インターネット。世界はどんどん狭くなる。そう、狭くなる。 現在不可能なことも、いつかはきっと科学が可能にしてくれる。これは素敵な夢。 お金ではない、物ではない、褒美ではない。忘れないで追い求め続けるのは、そんな夢でありたい。 あっと意外な結末と、初歩的な筆者の誤筆と、主人公より目立つパスパルトゥー。その全てが愛らしい。 ところどころ原文で読みたい箇所あり。特に最後の1文。いつか、チャンスがあれば。 科学に託した未来の夢。そんな心が、「八十日間世界一周」。
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1800年代に書かれたジューヌ・ヴェルヌの小説は 1世紀半の間に少しも色あせることなく 生き生きと活字の上で冒険をしていた。 この旅は1872年当時も大いに盛り上がり、 新聞では小説の主人公が 本当に80日間で旅を完了できるかが 論争になっていたらしい。 主人公フィリアス・フォ...
1800年代に書かれたジューヌ・ヴェルヌの小説は 1世紀半の間に少しも色あせることなく 生き生きと活字の上で冒険をしていた。 この旅は1872年当時も大いに盛り上がり、 新聞では小説の主人公が 本当に80日間で旅を完了できるかが 論争になっていたらしい。 主人公フィリアス・フォッグ氏自身が株になり、 ロンドンの株式市場に上場され市場価値を持った。 ロンドン株式市場は本当に歴史があるんだな〜 政治も警察も、今も昔もかわらないんだな〜 と改めて認識した。 旅の途中で横浜にも立ち寄った。 当時の横浜を異国の小説家が どんな風に描写するのか、 新しいワクワク感をもってページをめくった。 そしてついに旅が終わり、 わたしは深〜いため息をついて本を閉じた。
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