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H の商品レビュー

3.5

10件のお客様レビュー

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「H」をテーマにした…

「H」をテーマにした短編集。おちゃらけたものから、詩的なもの、ヘビーなものまで、様々な作品が楽しめます。

文庫OFF

2022/05/12

友達も恋人もいない孤独な男が隣室をのぞいて見つけた清楚な女性の驚くべき行動――「エンドレス・ラブ」、部下のボディコン娘に反感を抱きつつも欲情を押さえきれなくなった課長はついに――「課長の指のオブリガード」、平家物語の有名なくだりを驚愕の色物語にした「正調・H物語」など10編を収録...

友達も恋人もいない孤独な男が隣室をのぞいて見つけた清楚な女性の驚くべき行動――「エンドレス・ラブ」、部下のボディコン娘に反感を抱きつつも欲情を押さえきれなくなった課長はついに――「課長の指のオブリガード」、平家物語の有名なくだりを驚愕の色物語にした「正調・H物語」など10編を収録した短編集。 題名通りすべてH(エッチ)な内容なのだが、同時にhumour(ユーモア)やhorror(ホラー)のHでもあるのがわかる

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2015/12/04

姫野カオルコという存在があまりにも記号的に明確すぎて、いままで積極的に読む必要も読みたい衝動も感じていませんでしたが、ふと。 タイトルどおり、H(エッチ)にまつわる女子(女子!)目線のあれこれ尖り気味な短編集。 それなりに愉しく読んだように思いますがひと月経ち、一篇も憶えてお...

姫野カオルコという存在があまりにも記号的に明確すぎて、いままで積極的に読む必要も読みたい衝動も感じていませんでしたが、ふと。 タイトルどおり、H(エッチ)にまつわる女子(女子!)目線のあれこれ尖り気味な短編集。 それなりに愉しく読んだように思いますがひと月経ち、一篇も憶えておりません。 消費され、金銭に換算されるに値する一冊の物体。 これはよく役割を果たしたことと思います。 こんにちは姫野カオルコ。 さようなら姫野カオルコ。

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2013/04/26

官能的な短編集。 どれも読みやすいし、それなりに面白かったが、 病院の待合室で読むような題材じゃなかったな~。(苦笑)

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2011/04/26
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

万人受けしないだろうなあ。 エロ短編集。この人が書くと文学チックでほんとにステキ(ファンなので)。

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2010/07/21

「壁はベニヤの化粧板です。 絵やポスターは飾ってありません。 窓にカーテンもなくて、畳の上には机のひとつもありません。」

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2009/12/06

古典「平家物語」を題材にした学生時代の作品をはじめ、ブランド妄信を皮肉った一見セクシーコメディ、奇妙な論文、など初期作品を集めたもの。流行、風俗 の部分のみ、一部改稿。

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2014/02/17
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

この作品で初めて作家・姫野カオルコの存在を知りました。官能的な作品ばかりを集めた短編集。タイトルが「短編集H」というだけあって、Hな作品の数々に思わずよだれ(笑)してしまった私。そればかりではなく、さまざまな作風がある筆者の作品についての基礎入門的な読み方もできそうです。  収録作品を紹介しながら、姫野作品の特徴を探してみると...。  この短編集の中で一番好きな作品「あなただけが好き」は不倫中の女子大生マリコが主人公。彼女の両親は離婚しており、離ればなれになった弟がいる。不倫相手のヒロアキは妻帯者である自分とつきあっているマリコを不憫がる。しかし当のマリコはそんなこと関係なし、という感じ。  この感じは「不倫(レンタル)」に通じるところがあるみたいです。このあたりで作者の不倫観をかいま見れたように思います。  そして物語の後半は、マリコと弟とのエロエロなベッドシーンが繰り広げられるのだが、血のつながりのある弟との近親相姦は「変奏曲」という作品でもとりあげられています(実はこの作品も大好きな作品のひとつ。ひょっとして私は近親相姦が好きなのか!?一人っ子のせいかもしれません)。  「変奏曲」に近いと言えば「ちぢに乱れし黒髪の....」もあげられます。これは昭和の初期を舞台とした、あるお屋敷のお嬢さんであるるり乃と小間使の男とのエロティックなひとときを描いたもの。レトロな雰囲気が似てるだけかも知れませんが、この手のエロエロが好きな人は意外といそうかな、という気がする作品。  また、結末にびっくりさせられた「課長の指のオブリガード」も私のお気に入り作品のひとつ。部下であるエロエロ女を犯す話。ここで登場するようなエロエロな女(というか、異性に媚びを売っているのがミエミエな女というか...)は他の作品でもぼろくそに書かれています。  そして平家の最期をモデルにした「正調・H物語」。作者はこんな作品も書くのか!と思ってしまった。建礼門院(安徳天皇のお母ちゃん)が義経に犯されて....という話。そういえば発禁本でもこういうネタがありました。そこから材をとったのかな?  その他、処女膜の再生に関する論文のような作品「現代社会と再生」や覗きネタの「エンドレス・ラブ」など盛りだくさん。さすが「千の文体を持つ作家」。  姫野作品初心者におすすめな1冊。さまざまな姫野ワールドが堪能できます。

Posted byブクログ

2009/10/04

別にエロ小説読みたかった訳じゃないんだけど、がっかり。。 私はどっちかっていうと純文学派なんですよね。 まぁ多分これも文学なんですけど・・・。 なんじゃーーこりゃーーー。(Gパン風に。)

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2009/10/04

短編集。エロいけど、エロだけに終わらない。それはひとえに姫野氏の表現力とリズミカルな文体のたまものだろう。

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