澁澤龍彦事典 の商品レビュー
35のキーワードから読み解くエンサイクロペディア・ドラコニア。 博引旁証・博覧強記、その全貌をうかがい知るには35では足りない。 コラムの書き手は、澁澤サロンに集い、当人の謦咳に接した人士が多い。ゴージャスな顔ぶれである。観念的な文章が多い中、四谷シモンや金子國義といった、...
35のキーワードから読み解くエンサイクロペディア・ドラコニア。 博引旁証・博覧強記、その全貌をうかがい知るには35では足りない。 コラムの書き手は、澁澤サロンに集い、当人の謦咳に接した人士が多い。ゴージャスな顔ぶれである。観念的な文章が多い中、四谷シモンや金子國義といった、手を動かす人間の書いたものは解りやすい。 澁澤は宴席で軍歌を歌ったのか。知らなかった。 シブサワ・コレクションと銘打った写真の数々は楽しい。
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澁澤龍彦を巡る35のキーワードから彼が築き上げた「ドラコニア・ワールド」を逍遥する。澁澤氏の魅力やエッセンスがぎゅっと詰まった1冊は彼のコレクションや書斎などのカラーグラビアも多く、ぱらぱら見ているだけでも楽しい。後半は澁澤氏の生い立ちや旅で訪れた場所の記録を紹介。それにしても巻...
澁澤龍彦を巡る35のキーワードから彼が築き上げた「ドラコニア・ワールド」を逍遥する。澁澤氏の魅力やエッセンスがぎゅっと詰まった1冊は彼のコレクションや書斎などのカラーグラビアも多く、ぱらぱら見ているだけでも楽しい。後半は澁澤氏の生い立ちや旅で訪れた場所の記録を紹介。それにしても巻末の主要著作目録を見ると彼の著作の多さに改めて驚く。澁澤氏その人自体がひとつの小宇宙なのだ。
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ヨーロッパの異端文学の研究、翻訳などに才能を発揮した澁澤の世界を、彼が興味を抱いた35のキイワードを軸に探る。豪華な執筆陣と珍しい写真による、ヴィジュアルな小百科事典。
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