錯乱 新装 の商品レビュー

池波正太郎(著者)

直木賞受賞作。池波正…

[文庫ＯＦＦ]

直木賞受賞作。池波正太郎のルーツを知るには、もってこいの作品。

2024/05/27

やっと発見、2024.5.6大日のブックオフで見つける。
苦節20年程度、宇都宮の時から探していた本。

2024.5.27完了
短編集とは知らなかった。
信之公のご活躍は素晴らしいが、短編とあってか物足りない。
真田太平記の続きとしては、勢いは右肩下がりな話のイメージかな。
面白くないわけじゃないよ。

2017/09/11

「あのように、来る日も来る日も、にこやかな笑いを絶やさぬ男というものは、わたしの目から見れば油断ならぬ男であった」

現在、大河ドラマの「真田丸」が人気を博しているが、その真田幸村（信繁）の兄（真田信之）の藩、信州松代十万石を舞台とした物語。

この感覚が、現在の私たちの生活でも教訓となり得るかはわからないが、政治の世界ではこうした感覚も必要かもしれない。

物語は、藩祖真田信之の子である現藩主の信政が急逝し、暴君型の甥、分家の信利の存在と残された信政の子が家督を継ぐにあたり、主人公の堀平五郎の隠密としての生き様が描かれている。