No.1レディーズ探偵社、本日開業(1) の商品レビュー
舞台はアメリカのボツ…
舞台はアメリカのボツワナ。価値観も世界も違うサバンナに、ゆったりとし、気持ちよい小説。辛苦を経験した主人公だけど、それを力におびえず、ボツワナで初めての女探偵事務所を開き、幸せを探そうと生きて行く姿にこちらも勇気づけられる。
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父の死後、遺産を元手…
父の死後、遺産を元手にボツワナではじめて探偵社をひらいたラモツエ。アフリカらしい大らかさがところどころに出てくる。のどかな国でおきる事件を解決するのは、ミス・ラモツエの洞察力。派手なところは少ないけれど、人気のシリーズらしく続いている模様。
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映画化の予定もあるそ…
映画化の予定もあるそうです。女探偵っていうと、美人でセクシーでタイトスカートなんかをスラリとはきこなし、赤いヒールなんかで敵をバンバン蹴っちゃうようなイメージですが、この本のラモツエ探偵は、ちょっとぽっちゃりでおおらかな感じの女性です。で、舞台もアフリカなので、事件といっても猟奇...
映画化の予定もあるそうです。女探偵っていうと、美人でセクシーでタイトスカートなんかをスラリとはきこなし、赤いヒールなんかで敵をバンバン蹴っちゃうようなイメージですが、この本のラモツエ探偵は、ちょっとぽっちゃりでおおらかな感じの女性です。で、舞台もアフリカなので、事件といっても猟奇殺人とかそういったものを扱うのではなく、失踪人探しとかなので、わりと穏やかな作品です。
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(あらすじ) プレシャス・ラモツエは小柄でかなり太っている陽気な女性。若い頃結婚するも夫のDVで離婚、子どもも失っている。34歳の時最愛の父親が亡くなり、父親の遺産で探偵事務所を開業した。ボツワナ初の女探偵は新聞でも取り上げられ、彼女はかなり有名になった。最初に手掛けた事件は行方...
(あらすじ) プレシャス・ラモツエは小柄でかなり太っている陽気な女性。若い頃結婚するも夫のDVで離婚、子どもも失っている。34歳の時最愛の父親が亡くなり、父親の遺産で探偵事務所を開業した。ボツワナ初の女探偵は新聞でも取り上げられ、彼女はかなり有名になった。最初に手掛けた事件は行方不明の夫の捜索。ラモツエの捜査により事件は解決した。しかし発見された場所は想定外!アフリカならではの所だった。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ミス・マープルのようなご近所の噂に精通している、いわばおせっかいおばさん。でもマープルのように聡明ではない、まだまだ… なにぶん新人探偵なので、尾行しているターゲットを逃したり、女子高生に出し抜かれたりと、ずっこけた部分もある。夫の浮気の証拠が欲しい…と言ってきたクライアントへの証拠の提出の仕方はど~よ~と思う。当然報酬は貰えなかったけど
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図書館で。 ボツワナの女探偵のお話という事で面白そうだな~と借りてみました。なんというのかおとぎ話のようなミステリーというか、現実っぽくない感じがあまりジャンルとして合ってないような気が。 個人的にはラモツエ女史がすべてにおいて経験不足で彼女にあるのは根拠のない自信だけ、という...
図書館で。 ボツワナの女探偵のお話という事で面白そうだな~と借りてみました。なんというのかおとぎ話のようなミステリーというか、現実っぽくない感じがあまりジャンルとして合ってないような気が。 個人的にはラモツエ女史がすべてにおいて経験不足で彼女にあるのは根拠のない自信だけ、という何というのか非常に危なっかしい女性なので読んでいて共感もできず、爽快感も無く、うまくいったのは奇跡じゃない?と言うような気持で読み終えました。主人公が経験豊富なオバハンとかなら根拠のない自信も「そうかもな」と思えたかもしれないんだけど。学歴も社会経験も中途半端で、周囲の言う事を聞かずバカな男と結婚して痛い思いをして父親のもとに戻ってきただけなに。何を根拠にそんな自信満々なんだろう。不思議だ。
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さらっとした短編で読みやすい。 ボツワナの文化とか、人柄、外国人に対する感情など、じわりとにじみ出ていて、面白い。 どろどろしない推理ものっていいね。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
No.1 レディーズ探偵社、本日開業、 アレグザンダー・マコール・スミス、小林浩子訳 ヴィレッジブックス マ・プレシャス・ラモツエはボツワナでたった一人の女探偵。鋭い洞察力と大胆な行動力で事件を解決に導く。 私のお気に入りはマ・ラモツエが家のデッキで大平原のきりんやしまうまを眺めながらブッシュティ(ルイボスティ)を飲むシーン。 ボツワナで働いたことのあるYさんが、ボツワナの景色や人々はこの物語の通りだと、言っていた。
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アフリカのほのぼのとした雰囲気と独特の事件が面白い。つい、ミス・ラモツエ頑張って!と思ってしまう。表紙の絵も素敵
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アフリカの国ボツワナの女探偵もの。 マ・ラモツエは、人呼んでサバンナのミス・マープル。 作者はスコットランド人だが、ジンバブエ生まれ。 マというのは女性への尊称。 探偵社を開いた話から、父の人生、主人公の育ちへと戻り、また事件物へと進む短編連作。 プレシャス・ラモツエは愛されて育...
アフリカの国ボツワナの女探偵もの。 マ・ラモツエは、人呼んでサバンナのミス・マープル。 作者はスコットランド人だが、ジンバブエ生まれ。 マというのは女性への尊称。 探偵社を開いた話から、父の人生、主人公の育ちへと戻り、また事件物へと進む短編連作。 プレシャス・ラモツエは愛されて育った一人娘。 母を早くなくしたが、父の従妹に可愛がられる。 恋をした相手ノテと結婚したが、これはあまりたちが良くない相手で、じきに去られ、父の元へ戻る。 父の死後、残してくれた牛を売って、首都で探偵社を開くのだ。 女性に探偵が出来るかという疑問を持たれるが、アガサ・クリスティを知らないのかと問い返す。 機転が利き、押し出しも立派な、アフリカ女性の伝統的体型の34歳。 秘書の女性マ・マクチとも名コンビになっていく。 行方不明の夫を捜して、意外な顛末を証明したり。 夫の浮気を確認してやったら、かえって依頼人にくってかかられたり。 小型の白いバンを独りで乗り回してどこへでも行き、時には鰐やコブラとも渡り合う。 車の修理工場をやっている男性マテコニとは親友で、ついにプロポーズもされるが? ボツワナというのはアフリカでは平和な国らしいですね。 独特なテンポ、住んでいる家や食べ物、知らない土地の雰囲気が伝わってきて、新鮮で面白いです。 呪術の話なども出てきます。一般の人は関わりにはならないようなものではあるのですが。 哀切な少年の話が解決して、ほっとしました。 作者は1948年生まれ。アフリカ、イギリスの大学で学んだ後、スコットランドで教授に。一時アフリカに戻り、ボツワナで最初のロー・スクール設立に尽力。ユネスコの議長などを務める傍ら、子供向けの本から学術書まで幅広く活動。 本書は1998年発行。口コミで火がつき、のちにブッカー賞の審査員特別賞を受賞。
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ボツワナでただ一人の女性探偵・マ・ラモツエの活躍譚。 なんとも評価の難しい本だった。 もし舞台が他の場所だったら、半分も読まずに本を閉じただろう。 ミステリというには謎が貧弱だし、マ・ラモツエが推理する過程がほとんどないし。開業したてで入門書を片手に探偵家業をしている割には、そこ...
ボツワナでただ一人の女性探偵・マ・ラモツエの活躍譚。 なんとも評価の難しい本だった。 もし舞台が他の場所だったら、半分も読まずに本を閉じただろう。 ミステリというには謎が貧弱だし、マ・ラモツエが推理する過程がほとんどないし。開業したてで入門書を片手に探偵家業をしている割には、そこから派生するエピソードもないし。 一見児童文学の様でありながら、その優しい語り口で語るのはマ・ラモツエの悲惨な結婚生活だったりするし。 かと言って、決して面白くないわけではない。 マ・ラモツエのキャラクターは魅力的で、ボツワナを中心のしたアフリカを描いた文章と相まってなんとも心地よい空間を作り上げている。 読んでいくうちにページを繰る手がゆっくりになり、マ・ラモツエと一緒にボツワナの風に吹かれているような気分になっている。 だからとても難しい。 ミステリとしたらできはよくないのだけれど、その部分がもっとしっかりとしたらこの作品の持ってる良さは失われてしまうような気がする。 でも、自分としてはミステリとしてこの本を手に取った訳で…。 なまじ読後感がよかっただけに本当に悩んでしまった。なので評価は3。
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