1,800円以上の注文で送料無料

クラシック一日一名曲366日 の商品レビュー

3

2件のお客様レビュー

  1. 5つ

    0

  2. 4つ

    0

  3. 3つ

    2

  4. 2つ

    0

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

クラシックに興味があ…

クラシックに興味があるけれど、どれを聞けばいいか分からない人にオススメ。

文庫OFF

2024/10/16

日めくりカレンダー方式で、1日1曲を紹介しており、1年かけて読み終える読む様に書かれている。私は5日間かけて初めから終わりまで通して読んだ。 その日に紹介されている曲は、主に、音楽家の生まれた日、没した日、名曲の初演日に関連したものになっている。ただし、取り決めはあまり厳格では...

日めくりカレンダー方式で、1日1曲を紹介しており、1年かけて読み終える読む様に書かれている。私は5日間かけて初めから終わりまで通して読んだ。 その日に紹介されている曲は、主に、音楽家の生まれた日、没した日、名曲の初演日に関連したものになっている。ただし、取り決めはあまり厳格ではなく、何日かズレていたり、季節感(梅雨、夏休みなど)や、日本の暦(文化の日や七五三など)や、記念日から連想した曲を紹介している。 また、「クラシック珠玉の小品」を2冊著している著者だけに、小品を多く取り上げているのも特徴である。 一例を挙げると、4/1はブゾーニとラフマニノフの誕生日である。なので、4/1の紹介曲は普通ならブゾーニか、ラフマニノフの名曲になりそうなものだ。ところが、本書ではエイプリルフールにちなんだ曲として、作曲者を偽って発表したクライスラーの「ウィーン奇想曲」を取り上げている。正攻法ではないユニークな発想が微笑ましいではないか。 曲の紹介自体は概要だけで詳しく紹介しているわけではないが、解説は他の本に譲り、該当日に「今日はこの曲を聴いてみるのも良いかもしれない」という気楽さで付き合うくらいがちょうど良さそうである。 1日あたり560字程度で、平易な文体で気軽に読める様になっているので、入門書から上級者まで誰でも楽しめる本に仕上がっている。巻末に作曲家別索引が付いているのも便利である。 日めくりカレンダー方式を採用している楽曲紹介の本は他にも所有しているが、本書も気が向いた時にめくってみて、該当日を読み返そうと思う。

Posted byブクログ