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2009/10/04

「最愛のもの」とタイトルがつけられたこのアルバムはバラードが主役と言ってもいい。 注目すべきはTAKUROの詞の世界観である。以前から「普遍性」がある歌詞は多かったが、このアルバムの詞がもつそれはさらに「深い」ところにいっている。 たとえば、「春を愛する人」は、さわやかな、それで...

「最愛のもの」とタイトルがつけられたこのアルバムはバラードが主役と言ってもいい。 注目すべきはTAKUROの詞の世界観である。以前から「普遍性」がある歌詞は多かったが、このアルバムの詞がもつそれはさらに「深い」ところにいっている。 たとえば、「春を愛する人」は、さわやかな、それでいてせつなさが宿るサウンドにのせて、四季に比喩された「人生の価値観」が歌われている。「生きていることは愛すること、愛されること」。このようなよけいなものをスバっと切り落としたストレートな詞はこの後のTAKUROの詞の特徴になる。 また、JIROの初作詞・作曲のナンバーをはじめ、スピード感のあるナンバーには、ツアーの興奮がそのまま押し込まれている。 GLAYがただのブームで終わらなかったのは、このアルバムの楽曲がもつ「身近な人に対する愛情」が、時代や世代を超えて共感するものだったからであると思う。

Posted byブクログ