“It"と呼ばれた子 完結編 さよなら“It" の商品レビュー
完結編。素敵だと素直に思った。幼い頃の体験はとんでもなくつらかっただろうけれど、それがあってこそ輝いてるんだと思う。息子を愛する気持ちが伝わった。
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幼い時から実母による虐待を受け続けたのち、里子として偏見と差別のなかで成長し、やがて18歳で空軍に入隊したデイヴ。かつてはヒーローだった父親が哀しい死を遂げ、はじめて愛した女性との結婚生活もまた悲劇に終わる──それでも、最愛の息子スティーヴンとのふれあいを通じて、癒されてゆく。そ...
幼い時から実母による虐待を受け続けたのち、里子として偏見と差別のなかで成長し、やがて18歳で空軍に入隊したデイヴ。かつてはヒーローだった父親が哀しい死を遂げ、はじめて愛した女性との結婚生活もまた悲劇に終わる──それでも、最愛の息子スティーヴンとのふれあいを通じて、癒されてゆく。そして、ついに母親との再会を果たすことを決意。憎しみと許しのはざまで苦悩しつつも、人生最大の問いかけ──「なぜ、ぼくを虐待したのか?」と尋ねるために……壮絶な虐待の体験者が、トラウマを乗り越え、人間として生まれ変わるまでの魂の軌跡。
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大人になっても残る幼少の頃に受けた心の傷跡。 それでも前向きにひたすら頑張って生きている人の強さを教えられました。
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幼児虐待の3部作。正直いやぁーな後味ではありますが、知らなくちゃいけない事実でもありますね。これはノンフィクションなのですが作者の弟さんもまた被害者で本を書いてらっしゃいます。
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本当にあった話しにしては残酷すぎる。思わず目をつぶりたくなるのもある。小さい頃からこんな事されてたなんて思うと涙が沢山出てきた。何故、自分の実の子供をそこまでするのか分からない。こんな親には絶対絶対なりたくない。もし私の友達、知ってる人がそんな事されてたら絶対助けたいって思う。何...
本当にあった話しにしては残酷すぎる。思わず目をつぶりたくなるのもある。小さい頃からこんな事されてたなんて思うと涙が沢山出てきた。何故、自分の実の子供をそこまでするのか分からない。こんな親には絶対絶対なりたくない。もし私の友達、知ってる人がそんな事されてたら絶対助けたいって思う。何て言ったらいいのか本当に分からない。お母さんから離れられた時は本当に良かったと思った。最後まで安心は出来ない本でした。
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なんかねー、もうねー、おとーちゃんが死ぬシーンが泣けてねー。 電車の中でうるうるきちゃってやばかったです。 子供にスポットが当たっていて、暴力が振るわれているから「虐待」だっていうことでくくられるけど、被害者は子供だけじゃなくてダンナもなんだよね。この手の人に関わるとどうなるかっ...
なんかねー、もうねー、おとーちゃんが死ぬシーンが泣けてねー。 電車の中でうるうるきちゃってやばかったです。 子供にスポットが当たっていて、暴力が振るわれているから「虐待」だっていうことでくくられるけど、被害者は子供だけじゃなくてダンナもなんだよね。この手の人に関わるとどうなるかっつー典型がたくさん詰まっていて、泣ける。5人の子供のうち1人はキチガイになってるわ、おばーちゃんがキチガイめいてるわで、やっぱキチガイがキチガイを生んでしまうのだ。 日本の虐待事件では若いDQN夫婦が子供を殺してしまうことが多いから、「若い未成熟な大人が」という目で見られるけど、この手の問題を起こしてしまう人はいくつだろうと未成熟で、あとは子供が何年生存可能だったか、生き残れたかどうかっていう結果論だ。暴力が振るわれない、精神的に追い詰めるだけの場合もあるし、傍目には大事にしているように見えて実は依存してるってこともある。そういう場合は子供や配偶者が抱えて生きるだけで、問題は表面化しない。 母親は既に他界しており、母親の真意はわからない。しかし、真意を知ることには意味はない。読んでいる限りでは、明らかに彼女は人格障害だからだ。 キチガイには子供産んで欲しくない、キチガイの子供がキチガイになるサイクルをどこかで絶たなきゃいけないと思うけど、この手のキチガイは自分をよく見せることに長けてる。本気で自分はとてつもなく優秀だとか美人だとかよくできた父だとか母だとかいうステキな妄想抱いてるから、騙された人が籍入れちゃうし、子供もできちゃうんだよねー。騙されてることに後で気がついても既にどーにもならん事態になってて、自分を守るのが精一杯で。子供がいるから別れられない、子供を憎みたくないのに憎んでしまったり、そんな自分に自己嫌悪したり、どうどう巡りの悪循環に嘆いてみても何もかわらなくて。 プライドがとてつもなく高くて誰の言うことも聞かないし、プライド守るための言い訳や作り話ばっかりするから、みんなうまく丸め込まれるか、わかっていても怖くてどーにもできん、究極の自己中だからいさめようにも会話が成り立たない、泣きたいのはこっちだっつーのに本人はめいっぱい自分が被害者のつもりでいるから火に油注ぐっつー。 若い頃はまだ誰か「どうにかなるかも」と思ってかまってくれるけど、晩年はみんな呆れ果てて近寄らなくなる、子供も逃げ出すように巣立っていく。そんなところも典型的。 ほんとにね、あーゆーのは「病気」なんだって、広く知って欲しいんだよね。 まともな人間のはずだと思って世の中に放置してるから問題が起きる。 どうしてキチガイになっちゃったのかっていう背景を考えると同情もするけど、人間の製造工程でたくさんの間違いが起きて、不良品にしてしまったのだからどーにもならん。配偶者と子供が悲惨な目に遭うから、そうなる前に適切な治療を受けさせられるような世の中になって欲しい。まともな人間扱いしてるから、家庭内暴力やら育児放棄で子供殺しちゃったりやらすると、まともな人間として警察のご厄介になるCASEも出てくるけど、これが「人格障害」の診断書出てたらちょっと違うのかもしれないし。 本人が成人するくらいにならないと問題が表面化してこないっつーのも目くらましになってんだよなぁ…。
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完結編。ここで人間の強さと優しさを改めて知ることができました。人間って、弱いようで強い生き物。でもやっぱり強いようであっても弱い生き物。そんな感じがします。
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これを読んでいる最中は、ひたすら主人公とお父さんとの接触が気になって仕方がなかったという覚えがある。昔とは全く違ってしまった両親の姿を見ている主人公はとても辛かっただろうなあ、と想像できる。
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