数学の最先端 21世紀への挑戦(volume3) の商品レビュー
数学と社会の新しい関係から始まる本書は、数学が科学や工学の道具としてだけではなく、その遙か大きな役やりを担って成長している。広中平祐先生が、第五世代コンピュータ開発の昼食レセプションで、話された事を思い出す。数学はあらゆる学問の母なる役で・・・と話された時、数学は地味だけど、そ...
数学と社会の新しい関係から始まる本書は、数学が科学や工学の道具としてだけではなく、その遙か大きな役やりを担って成長している。広中平祐先生が、第五世代コンピュータ開発の昼食レセプションで、話された事を思い出す。数学はあらゆる学問の母なる役で・・・と話された時、数学は地味だけど、その力は非常に大きいと当時20代の小生も感じた次第です。 さて、ブルギニオン氏の冒頭の社会との関係で、数学の未来の発展として、挑戦する視点は、「数学界の内的組織化とその優先的活動を何にするかという問題と関係がある。・・若い世代への興味の喚起、数学外部からの問題に対する好奇心などが、優先的活動の候補となるであろう。」と言う、数学それは智の母と思いつつ本を読んでいます。
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