幸福はどこにある の商品レビュー
精神科医が、幸福とは何かを探す旅に出る物語。 最後に恋人と結婚して かわいい子どもが生まれるところで 物語が終わっているのがいかにも、 男が描きそうな物語だと思う。 男性は自分で 妊娠・出産・育児をする必要がないから、 仕事を辞める必要もないから、 人生が女性よりずっとシンプ...
精神科医が、幸福とは何かを探す旅に出る物語。 最後に恋人と結婚して かわいい子どもが生まれるところで 物語が終わっているのがいかにも、 男が描きそうな物語だと思う。 男性は自分で 妊娠・出産・育児をする必要がないから、 仕事を辞める必要もないから、 人生が女性よりずっとシンプルで、 言ったら悪いが、楽なのだと思う 笑 女性が読んでも共感できない物語です。
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伽鹿舎から出版された綺麗な装丁の本。 帯にいるサイモン・ペッグの写真に目が止まり購入。 他に読む本がたくさんあったので、なかなか読まずにいたんだけれど、手持ち無沙汰な日曜になんとなく手にする。 ちょっとクサクサしていた私の精神状態は、読みすすめていくうちに、すっかり柔らかくなっ...
伽鹿舎から出版された綺麗な装丁の本。 帯にいるサイモン・ペッグの写真に目が止まり購入。 他に読む本がたくさんあったので、なかなか読まずにいたんだけれど、手持ち無沙汰な日曜になんとなく手にする。 ちょっとクサクサしていた私の精神状態は、読みすすめていくうちに、すっかり柔らかくなっていた。思わぬ小さな幸福感に満たされている。 幸福を考えるレッスンが20個ほど、格言のように出てくるのだけど、その言葉に立ち止まり、読者は考えさせられる。自然と自問を促すところが精神科医だなぁと感じるし、嫌味なくやさしい。 それに、主人公のヘクトールの穏やかなまなざしが心を癒してくれる。私にもヘクトールみたいな部分があるな、と共感をおぼえる箇所がいくつかあるし、ヘクトールほど穏やかな性格ではないので、なるべく穏やかでいたいと反省する部分もあった。 いずれにせよ、幸福ってなんだ?を考えるには良い本。 特にほしいほしい病の人には一読をお勧めします。
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大人のための童話風、幸せについての本。ほっこりしてます。 ロザムンド・パイクやクリストファー・プラマーが出演して映画化されるらしいです。
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内容はそう物珍しいものではないのですが、こういう言葉に耳を傾けたい人は多いのではないかとは思いました。漠然と感じる「しあわせ」感と、文字化して認識することは違いますし。結果的にヘクトール先生が書いた手帳はとりとめないものな感じがしましたが、最後には「1つに結論をまとめる必要はな...
内容はそう物珍しいものではないのですが、こういう言葉に耳を傾けたい人は多いのではないかとは思いました。漠然と感じる「しあわせ」感と、文字化して認識することは違いますし。結果的にヘクトール先生が書いた手帳はとりとめないものな感じがしましたが、最後には「1つに結論をまとめる必要はないんじゃないか」って思えました。 心のもちようです、というシンプルな言い方もできるかもしれないけど、それじゃ、1つ1つの大事な出会いが消えてしまいますもんね。 お話の内容は普通に面白かったといえるものだったのですが、とにかく文章が軽妙でよかったです。些細な言い回しひとつひとつがかなり好みで、ヘクトール先生のきまじめなのか斜めなのかわからない視点も面白かった。これは作者さんのキャラクターをそのまま引っ張っているのでしょうか、ものの考え方が独特です。グローバル化、という話を聞いて、精神科医は近くの人しか診察できないからグローバル化の影響を受けないな、なんて思ったり。中国で友人と出会って、せっせと働いている彼の姿を見て肯定とも否定ともつかない感じ方をするところとか。分析癖がある人なのに、人を基本ありのままに受け入れて理解したいという感覚が見えるところがいい人だなぁと思いました。 国名を具体的にいわないけど、「なんでもいちばんのくに」とか「人がたくさんのくに」とか、そういう柔らかいウィットのきいた言葉回しが楽しかった。読んで心地いい本でした。
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