おやじ丼 の商品レビュー

群ようこ【著】

2017/09/14

群ようこさんの作品は
めちゃくちゃ面白い！ってわけではなくて
なぜか吸い込まれる不思議なかんじがあります。

2017/02/25

「丼」というより、どうしようもない中年男の「標本」である。
微笑ましいものもあり、どうにも笑えないものもあり。
だいたいは顔をそむけながら失笑してしまう短編集である。

しかし、真顔になってみると、どこまでが許されるか、というジャッジを迫られている気がしてくる。
作者も、それとなく、「私はね…」とささやいている。

夫として一番許せないのは「勝手な人」だ。
この作品だけはシリアス一点張りな気がする。
放尿は、あり得ないのひと言。

ハゲは、全然罪ではない。
短く刈り込めば、気にもならない。
励まし合う（ハゲ増し合う？）仲間もいて、いいのではないだろうか。

2016/04/20

１２人の違うタイプのオヤジにスポットを当てた短編集。
この作者だから絶対に面白いだろう、
と期待しすぎていたせいか、ガッカリ感が大きい。
こういうオヤジいるよねー的な共感も多少はあったが、
読み物としては弱い。
裏表紙に「どこか笑えてちょっと可愛いその生態を愛情込めて描く爆笑小説」と書いてあったが、
爆笑はありません！！

2015/09/26

いろんなオヤジが主役の短編集。笑ったのは「臭い人」と「うすい人」です。どっちも近くにいますから！！
臭いオヤジはほんと公害。以前に女性陣全員が上司を取り囲んで「あの臭いやつをどうにかしろ！」と迫って、上司から異臭について注意してもらったなぁ。歯周病からくる口臭が原因だったみたいで、叱られたオヤジはちゃんと気をつけるようになったから遠慮してちゃダメだと思ったことを思い出しました。
そして現在の上司がメタボなハゲちゃん。散々みんなから「床屋も神経使って可哀想」とか「非常時に懐電いらず」とか「腹の栄養を髪にまわせ」とか散々言われてるので、作中のオヤジみたいな気分なのかなぁと笑いながら読みました。
髪の毛がいっぱいでいいね、と恨めしげな顔で見られるけど、こっちはこっちで湿度が高いとモッサモサで大変なんですけどね。

2015/01/22

色々なタイプのオヤジの短編集
妻・子供とあまり仲良いお父さんは出てこなかったので読んでいて辛かった

自分も将来オヤジになったら「お父さん、くさい！」とか言われると考えると思うと悲しい...

2014/08/08

中年男（既婚）の嫌な性格12人の短編ストーリー。居そうなタイプばかりで腹が立ったが、「ひとりの人」は感情的である。10才年下の妻が急死し、残された男は淋しさで孤立し、近所や職場でも心配していた。そんな時、捨て犬を飼う。そして、犬のために生きる生き甲斐を見つけた。

2014/03/26

2014年3月23日に開催された｢ビブリオバトル関西大会inいこま｣予選Bグループで発表された本です。

2012/07/25

様々なオヤジの生態を綴った短編集。

居るんじゃないかなぁという、ギリギリのキャラ設定がミソ。

でも、裏表紙にある『どこか笑えてちょっと可愛いその生態を愛情込めて描く爆笑小説』には、同意いたしかねます。
しても、クスリ程度です。

たって、私も三十半ばのオヤジですから。

2012/04/02

旬な女フェアにて、最も気になっていたタイトル。

読むのはまだ先になりそうだけど、楽しみでしょうがない。

2012/02/28

色んなおやじの話。
ちょっとパンチに欠ける設定だった気が。
「ひとりの人」はほのぼのとする話だったけど、話の内容はありがち。
読みながら彼氏は一体どんなおやじになるんだろうと想像してしまった。