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外国映画ぼくの500本 の商品レビュー

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5件のお客様レビュー

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2020/12/21

映画評論家の双葉十三郎さんが今まで採点した作品から、500本を選んでまとめた本。 双葉氏の自伝的な文章も収録されていて、そこがまた面白いです。 恥ずかしながらお名前すら知らなかったので、とても大きな収穫でした。作品の内容にはさらっとしか触れていないので、ネタバレを気にせず読める...

映画評論家の双葉十三郎さんが今まで採点した作品から、500本を選んでまとめた本。 双葉氏の自伝的な文章も収録されていて、そこがまた面白いです。 恥ずかしながらお名前すら知らなかったので、とても大きな収穫でした。作品の内容にはさらっとしか触れていないので、ネタバレを気にせず読めるところもいいと思います。 1902年生まれの方なので古い作品が多いのですが、それがまた勉強になります。偉大な先人に敬意を示しつつ、何度も繰り返し読みたい一冊です。

Posted byブクログ

2012/08/04

かなり懐古主義なチョイスが目立つが、ほかと比べれば(今のところは)究極のシネマガイドといって差し支えない本だろう。なにより星による採点をはじめて導入した、その功績は替えがたい。

Posted byブクログ

2011/04/16
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

[ 内容 ] 故淀川長治氏と並び称されてきた著者は、本年(二〇〇三年)九十三歳にしてなお現役、これまで見てきた映画は優に二万本を超えるという、まさに生き字引的映画評論家。 近年、外国映画約八千九百本の評を、世界にも類を見ない膨大なガイド『ぼくの採点表』全六巻に集大成し、二〇〇一年の菊池寛賞も受賞した。 本書ではそれを上回る一万数千本から、「理屈抜きに面白い」という観点で選び抜いた五百本を収録。 文字通り「究極のシネマガイド」である。 [ 目次 ] 1 外国映画ぼくの500本―作品ガイド篇 2 ぼくの小さな映画史(無声映画は骨董にあらず―草創サイレント時代;トーキーの登場―傑作が目白押しの30年代;そして黄金時代はつづく―百花繚乱の40~50年代;「夢」から「リアリズム」へ―転機を迎えた60~70年代;CGは映画の救世主か?―ゆきづまる80~90年代) [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]

Posted byブクログ

2019/01/16

イイ意味でも悪い意味でも、商業ベースの感受性。 アントニオーニ、ゴダール、アレン・レネがほとんど紹介されず、フェリーニに至っても”ホントに好きなの?”と疑ってしまう。 まあ、オーソドックスでいいけどね。

Posted byブクログ

2010/10/10

1910年生まれの著者はまさに「映画と共に産まれ、映画と共に生きた」と言えよう。今の若い映画評論家が束になっても敵わない豊富な知識と鋭い眼、公平な立場からの評論は後世に大きな物を残した。 氏の仕事をまとめた本格的な評論集としては『ぼくの採点表 西洋シネマ大系』がある。こちらはそ...

1910年生まれの著者はまさに「映画と共に産まれ、映画と共に生きた」と言えよう。今の若い映画評論家が束になっても敵わない豊富な知識と鋭い眼、公平な立場からの評論は後世に大きな物を残した。 氏の仕事をまとめた本格的な評論集としては『ぼくの採点表 西洋シネマ大系』がある。こちらはそれより肩の力を抜いた、タイトル通り「ぼくの大好きな映画500本」に関しての短評が主。 後半には映画の誕生から90年代CG映画までを概覧した「ぼくの小さな映画史」が付されている。

Posted byブクログ