空想科学大戦(文庫版)(1) の商品レビュー

筆吉純一郎(著者),柳田理科雄

2021/05/07

特撮ヒーローを科学的に検証するというコンセプトのはずだけど、結局ご都合主義で行かないと検証したいところにすらたどり着かないので、都合の良いところだけ科学的に検証してみたい物語になっている。
その辺り巻末でいっぱいツッコまれてるが、まあ仕方ない所。
でもそれより気になるのが、売りであるはずのその「科学的」な部分の発想が乏しくないか？ということ。
もともと超科学な世界なんだから、仮定ももっと広げていい気がするんだけどな。
いつもの固定観念的パターンに持ち込むことに慣れすぎて、「こういうものがあったとしたら」という仮定で考えることが苦手になってる気がする。
それは空想科学読本の時から同じなのかもしれない。
それなのに、一度扱った問題は解決したこととする、みたいなことを、苦肉の策だとしてもやっちゃうので、なんかこう、コンセプトがボケてしまってるような。
あくまで科学的に面白おかしくというのは難しいんだろうなあ。

2010/06/05

空想科学読本とかなり内容が重複している。もちろん半分マンガなのでよみやすいが、すでに空想科学読本を読んでいるなら、、、