手塚治虫短編集(文庫版)(1) の商品レビュー

手塚治虫(著者)

2017/01/20

１９９９年刊行。１９７４年～８５年くらいまでに発表された短編集を集積したもの。モチーフとして、異形からの変化が多く、本作の大半もそれである。

2014/04/26

私は『大将軍　森へ行く』が好きで･･･ぼろぼろ泣きました。疑問が残るような、どうしようもないような感じというものに泣かされるのか･･･？

2011/08/07

虫取りのプロという斬新過ぎて誰も手をつけないジャンルの「インセクター」は2回で終わりなんでしょうか。続きがあっても良いような…
さすが巨匠「ダリとの再会」はホロリとさせられます。

2009/10/07

先日カフカの変身を読んだのでふと思い出して読みたくなりました。
メタモルフォーゼをテーマとした作品が10篇収録されています。
中学生の時に買ったのかな。

これは・・・・・一つも面白くないものがないです。
表題作「夜よさよなら」はもちろん、「ダリとの再会」「大将軍　森へ行く」「おけさのひょう六」が好きです。普通に泣けます。
私が特に好きなのは「ダリとの再会」です。ダリが健気すぎる・・・！
「聖なる広場の物語」は怖いです。

カフカの変身をモチーフにしているのは「ザムザ復活」でした。
この作品はね・・・虫の絵がね・・・絵に触りたくないほどのリアリティに溢れています。と言っても、画力について言っているのではないです。全体的に。

手塚治虫＝「ブラックジャック」「鉄腕アトム」「火の鳥」というようなイメージの人に是非読んで欲しい一冊です。なんとも言えない読後感。しかし最高。