耶律楚材(下) の商品レビュー
時代の流れと人々の考…
時代の流れと人々の考え方の変化について読む事で、歴史がどのように変わっていったのかを知る本であると思った。この本を読むことで、歴史の流れを学べるいい本です。
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耶律楚材(上)草原の…
耶律楚材(上)草原の夢の続きです。モンゴルに仕えた優秀な宰相耶律楚材の話です。中国史に興味のある人には是非おすすめです。
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平和を生むには、強大…
平和を生むには、強大な軍事力が必要。この皮肉な事実は、なにも耶律楚材の時代に限ったことではない。”パクス・ロマーナ”、”パクス・ブリタニカ”、みな軍事力での制圧を背景にして実現したものでした。「耶律家に万一のことあらば、ただではおかぬ」。モンゴルで、中書令(宰相)となり、モンゴル...
平和を生むには、強大な軍事力が必要。この皮肉な事実は、なにも耶律楚材の時代に限ったことではない。”パクス・ロマーナ”、”パクス・ブリタニカ”、みな軍事力での制圧を背景にして実現したものでした。「耶律家に万一のことあらば、ただではおかぬ」。モンゴルで、中書令(宰相)となり、モンゴルという野生の獣を、人々の文化と秩序を守る番犬に仕立てようと尽力する楚材。大ハーン・オゴディの絶大な信頼と、それに比例して増す周囲からの嫉み。しかし彼は、身の危険を知っていても、閑職に追いやられても、意に介せず、最後まで自身の信念を
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「弓を使おうとすれば弓匠が必要でありましょう。天下を治めようとすれば、天下を治める匠というのが必要でありましょう。儒がそれであります。いま国家は武を用いておりますが、これは天下を治めるためです。陛下は天下を治めようとされております」 2020/11/3読了 圧倒的軍事力で版図を...
「弓を使おうとすれば弓匠が必要でありましょう。天下を治めようとすれば、天下を治める匠というのが必要でありましょう。儒がそれであります。いま国家は武を用いておりますが、これは天下を治めるためです。陛下は天下を治めようとされております」 2020/11/3読了 圧倒的軍事力で版図を拡大するモンゴル帝国の中で、庶民の為に文明的統治を根付かせようとした耶律楚材の生涯を描く。時代背景は、グローバリズムの波が押し寄せる現在にも通じるところがあるような気がするが、それならば、今の為政者は何を為すべきなのだろうか?
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楚材はモンゴル帝国で政・軍・監の三権分立体制を作りその監部門を担う。儒教・仏教の文明に基づいて、契丹・漢・女真・モンゴル各民族の怨讐を超えて、民衆の安寧を守る政治の実現に尽力する。モンゴルの屠城・虐殺の征服政策を変え、被征服民をも生かす科挙的な人材登用策を推進する。西はハンガリー...
楚材はモンゴル帝国で政・軍・監の三権分立体制を作りその監部門を担う。儒教・仏教の文明に基づいて、契丹・漢・女真・モンゴル各民族の怨讐を超えて、民衆の安寧を守る政治の実現に尽力する。モンゴルの屠城・虐殺の征服政策を変え、被征服民をも生かす科挙的な人材登用策を推進する。西はハンガリーやキエフなどヨーロッパまで進軍し、東では宋と組んで金を討ち、その後宋と戦い世界制覇を目論む元帝国の宰相として、軍事には距離を置きながら大汗に続きオゴダイ汗の時代の統治面を担って生き抜く。 この小説は楚材の内面描写が少なく後半の盛り上がりに欠いて少し物足りない。 作者故の期待のし過ぎであったのかも知れない。
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内容(「BOOK」データベースより) 西征東伐に明け暮れるモンゴル帝国の政の頂点にあって、楚材は孤軍奮闘、政・軍・監の三権分立や文教政策に力を尽くす。モンゴルの破壊力を、民衆を守る警察力に転化する大目標があった。しかし、大ハンにつづき、彼に絶大な信頼を置いた太宗オゴディが没し、激...
内容(「BOOK」データベースより) 西征東伐に明け暮れるモンゴル帝国の政の頂点にあって、楚材は孤軍奮闘、政・軍・監の三権分立や文教政策に力を尽くす。モンゴルの破壊力を、民衆を守る警察力に転化する大目標があった。しかし、大ハンにつづき、彼に絶大な信頼を置いた太宗オゴディが没し、激烈な後継者争いが…。チンギス・ハンに仕えて23年、楚材52歳の冬のはじめだった。ユーラシアを舞台に描ききる、天才宰相の波瀾の生涯。
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書くべきことは上巻の感想で書いたが、もう少し。 日本で生まれ、日本で育ち、日本で教育を受け、日本で働いている作者は、おそらく頭の中は日本語で考えているだろうし、日本国籍も持っているだろう。彼は「中国系日本人 Chinese Japanese」ではいけけないのだろうか。 とうぜん、...
書くべきことは上巻の感想で書いたが、もう少し。 日本で生まれ、日本で育ち、日本で教育を受け、日本で働いている作者は、おそらく頭の中は日本語で考えているだろうし、日本国籍も持っているだろう。彼は「中国系日本人 Chinese Japanese」ではいけけないのだろうか。 とうぜん、もし私が中国に移住すれば、私は日系中国人(Japanese Chinese)だ。 本人も社会もそれを受け入れないだろうけど、なぜ受け入れられないのかと考える。考えるのだが、良く分からない。
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「元の諸葛孔明」という触れ込みに惹かれ、 読んでみた。 それまで三国時代にしかキョウミがなかったけれど、 モンゴルという組織に、とても興味をもつようになった。
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