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晏子(第3巻) の商品レビュー

4.1

19件のお客様レビュー

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安弱の死により後を継…

安弱の死により後を継いだ安嬰。天才といわれた安嬰の一生は?待望の第三巻。

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父の死後、跡をついだ…

父の死後、跡をついだ晏嬰の物語。父の喪に服しているため、なかなか痛快な出番がないのですが、彼の誠実な態度は民衆の支持を一身に集めていきます。

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霊公の後継をめぐって…

霊公の後継をめぐって政争吹荒れる斉。嵐の中にあって、晏嬰は一人黙然と父の喪に服す。父が、嵐から自分を守ってくれていると感じながら。ついに三年の服喪を終えたとき、晏嬰は民意を一身に集めていた。君主の座には太子光(荘公)がついていたが、晏嬰の性情は昔と全く変わらない。恐ろしいほどにま...

霊公の後継をめぐって政争吹荒れる斉。嵐の中にあって、晏嬰は一人黙然と父の喪に服す。父が、嵐から自分を守ってくれていると感じながら。ついに三年の服喪を終えたとき、晏嬰は民意を一身に集めていた。君主の座には太子光(荘公)がついていたが、晏嬰の性情は昔と全く変わらない。恐ろしいほどにまっすぐで、憚らず直言を行う。そこには一切の打算も駆け引きもない。ただ全身全霊でものごとにあたるのみである。仁(まごころ)のかたまりのような人。それが晏嬰であった。しかし荘公は諫言を嫌い、晏嬰を退けた。ただ一人心より自分をおもう人を

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この巻から、主役が晏…

この巻から、主役が晏嬰に代わります。うーん、何ていうか、ちょっと面白みに欠ける人です。個人的な好みではあるんですが、良くも悪くも人間臭い方が好きなので・・・。どんな人間も決して一面では測れない、一人の人間のインナー・スペースを知ろうと思えば、何冊も本がいる・・・と思うのですが、若...

この巻から、主役が晏嬰に代わります。うーん、何ていうか、ちょっと面白みに欠ける人です。個人的な好みではあるんですが、良くも悪くも人間臭い方が好きなので・・・。どんな人間も決して一面では測れない、一人の人間のインナー・スペースを知ろうと思えば、何冊も本がいる・・・と思うのですが、若さゆえの希望的観測でしょうか?とはいえ、話はなかなかに面白いです。

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2021/12/02

ようやく晏嬰の物語が始まった。礼が重んじられた春秋時代において、自分の礼に則った行いがどのように大衆や諸国に支持されるのかを理解しているのだと感じた。決して勇名をはせることを目的としているわけではないが、そのように支持を得られているからこそ、時の宰相や国王を勇めたとしても、無事で...

ようやく晏嬰の物語が始まった。礼が重んじられた春秋時代において、自分の礼に則った行いがどのように大衆や諸国に支持されるのかを理解しているのだと感じた。決して勇名をはせることを目的としているわけではないが、そのように支持を得られているからこそ、時の宰相や国王を勇めたとしても、無事であったのだろうと思った。礼をつくしているからこそ、さらにおおきな活動ができているのだと物事の連なりを感じる。最終巻も楽しみ。

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2021/01/02

感想は最終巻に記載したい。 晏嬰の本格的な動きかと思いきや… 箸休めではないが、こういう巻があってもいいかも。 最終巻に期待。

Posted byブクログ

2020/02/18

【概略】  父・晏弱の急死は、斉の国に大いなる化学変化をもたらした。息子・晏嬰は古いしきたりに則り三年に及ぶ服喪に入った。小さな小屋で霞を食むような形で父・晏弱を悼む晏嬰の姿は、斉の人々どころか当時戦いの相手であった晋の者達をも虜に。  晏嬰の服喪による間に起きた大きな変化、その...

【概略】  父・晏弱の急死は、斉の国に大いなる化学変化をもたらした。息子・晏嬰は古いしきたりに則り三年に及ぶ服喪に入った。小さな小屋で霞を食むような形で父・晏弱を悼む晏嬰の姿は、斉の人々どころか当時戦いの相手であった晋の者達をも虜に。  晏嬰の服喪による間に起きた大きな変化、その変化の渦にある斉の君公と臣下達。服喪を終えた晏嬰を待っていたのは。壮大な歴史小説、第三巻。 2020年02月17日 読了 【書評】  け、決して言い訳じゃないよ!今日はたまたま電車での移動時間が長く(片道1時間の往復2時間)、PCのBIOS設定が勝手に変更された=メールも何も触れなかったから読了できたんだよ!サボってた訳じゃないからね!  周辺の国々との闘争、国内での政乱といった形でアップテンポに進んだ第一巻第二巻と比べてこの第三巻は少しゆっくりと進んだ感があった・・・とはいうものの、第四巻につながる大いなるうねりを感じつつ、だったね。  相変わらず至言が多い。「諫言とは?」というくだりなんか、腑に落ちまくって落ちまくって、逆に内臓が菊門から飛び出すのじゃないか?と心配になったぐらい。インターネット黎明期のテキスト文化の時代などは、肩書きや功績とか関係なく正論は正論、なんてあってさ。やたらめったらトラックバックとかうってて。もちろん、正しいことは正しいのだけど、それを真っ向からぶつけられた相手が、その論を受け入れるかどうかは、ちょっと別な話なんだよね。特にその相手にとって耳が痛い話ならなおさら。ここで「諫言とは?」ってところでは、「諫言する側の心得」が説かれててね。なるほど!と思ってしまった。  車上では才能を発揮する荘公が、政事・・・というか、人心掌握にはてんでダメダメってのも、なんともよくある話過ぎて・・・「こいつといると面白い・ワクワクする」って、どうやったら思ってもらうこと、できるのだろうね。  ホラー映画大好きな自分だけど、今回は「うへぇ」と思った表現、というか風習(?)を目にしてしまった。それが「醢(かい)せよ」。荘公の言葉なんだよね。醢は、しおから、らしいのだけど、人間の塩漬けのことを指すらしくてね。ここでは(荘公にとっての敵である)夙沙衛という宦官の遺体を切り刻んで、塩にひたしたものを、臣下に食べさせるという・・・殺してもあきたりないときに、そういうことをするそうな。・・・ってか、食べさせられる臣下の気持ちは・・・???踏み絵のような形で、何かを試されているのだろうか・・・。さすがにこれはちょっと「おぉぉ」となって、口の中がしょっぱくなったわ。ちょくちょく使おうかなこの「醢せよ」。エグいわ。  さて、残るは最終巻である第四巻。手が・・・伸びる!

Posted byブクログ

2019/01/04

前巻までピンピンしていたお父さんが、いきなり冒頭で死んでしまうという構成に衝撃! しかし、この巻、主役は晏子ではないのでは...

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2015/03/28
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

何度目かの再読。 ー荘公にとっての真の臣下は、晏嬰しかいない。かなしいかな、荘公はほんとうに自分を敬愛してくれるものをみぬけない。 哀しみと感動で読み進める第3巻。 社稷の臣とはこうあるべきだと語られる一方、崔杼の悲しみが胸を締めつける。

Posted byブクログ

2014/02/06

晏子の服喪から崔杼の謀反まで。 慕われた人かもしれないけれど、晏子よりは晏弱の方が魅力的。晏子は、上の人だったらどうも面倒な感じがして。。。

Posted byブクログ