1,800円以上の注文で送料無料

千曲川殺人事件 の商品レビュー

0

1件のお客様レビュー

  1. 5つ

    0

  2. 4つ

    0

  3. 3つ

    0

  4. 2つ

    0

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2010/01/03

川シリーズ第8弾。 偽者の茶屋さんは、それは真面目な方だったそうです。 しかし、本当の茶屋さんの偽者であれば、到底、真面目な方で通りそうもないのですが。 偽者をやろうというのだから、ちゃんと茶屋さんのことを研究していたはずなのに。 もしかしたら、作中の「名川シリーズ」での茶屋...

川シリーズ第8弾。 偽者の茶屋さんは、それは真面目な方だったそうです。 しかし、本当の茶屋さんの偽者であれば、到底、真面目な方で通りそうもないのですが。 偽者をやろうというのだから、ちゃんと茶屋さんのことを研究していたはずなのに。 もしかしたら、作中の「名川シリーズ」での茶屋さんは、 かなり美化して書かれているのかもしれません。 ……… 「今度、茶屋次郎をこの店に連れてきてやろうか?」  と言ってみた。 「えっ。島根さん、茶屋次郎を知ってるの?」 「ああ。友達だもの」 「初めて聞いた。ほんとに?」 「ずっと前からの知り合いだよ。彼が売れないころのことも知っている」 「うわあ。尊敬しちゃうわ。で、茶屋先生って、どんな人なの?」 「本に出ている写真のとおり、ちょっといい男だけど、助平で、女に手が早い。 女とみたら手当たり次第っていう感じだな」 「茶屋先生のこと、そんなふうに言わないで」 「だって、ほんとなんだよ」 「イメージこわれちゃうな。……だけど、ここへ来たら、女のコを誘うかしら?」 「誘うだろうな。飲み屋へ行って、誘わなかったことがないから。」 「茶屋先生が来たら、わたしずっとついていよう」 「誘われたいのかい?」 「女のコなら、一度は抱かれてみたいと思う男性だもん」  チクショウ、嫌な男だ。誰よりも先に茶屋を殺してやりたいくらいだと、文章は思ったものだ。 ………

Posted byブクログ