徳川幕閣盛衰記 失脚 完結編(6) の商品レビュー
組織というのはそのシステムが完成されると、そう変わらない。変わるのは時代である。幕府内部の権力闘争は続くけど、国外から黒船が迫ってくる中、幕閣の動きは鈍かった。それを鎖国の弊害と一概にとらえるのはこくというものだろう。だが、黒船に大平を破られた時、彼らの権力闘争は終わりを告げる。...
組織というのはそのシステムが完成されると、そう変わらない。変わるのは時代である。幕府内部の権力闘争は続くけど、国外から黒船が迫ってくる中、幕閣の動きは鈍かった。それを鎖国の弊害と一概にとらえるのはこくというものだろう。だが、黒船に大平を破られた時、彼らの権力闘争は終わりを告げる。寂寥感しかないが、幕府という視点から見るならばこの終わり方はふさわしい。
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