八方にらみねこ の商品レビュー
この絵本の一番の良さは絵の迫力だと思います。 遠目がきき、子ども達が絵をしっかり見ながら文章を耳で聞く読み聞かせに向く絵本です。 お話もしっかりしています。 序盤、中盤に比べて最後の部分が弱いのが少し残念かなぁと思いますが、おそらく中盤に一番力を入れられた構成なのでしょう。 小学...
この絵本の一番の良さは絵の迫力だと思います。 遠目がきき、子ども達が絵をしっかり見ながら文章を耳で聞く読み聞かせに向く絵本です。 お話もしっかりしています。 序盤、中盤に比べて最後の部分が弱いのが少し残念かなぁと思いますが、おそらく中盤に一番力を入れられた構成なのでしょう。 小学生、どの学年に読んでもいいと思います。 10分ちょっとくらい。
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フォローさせていただいているブク友さんのレビューがきっかけで読みました。 夕暮れの雪深い山道、 捨て猫のみけが、泣きながらとぼとぼと歩いている。 その姿は、目を凝らさないと見つけられないくらいちっちゃくて、 寒いよ…お腹へったよ…か細い泣き声が、本の中からきこえるよう。 する...
フォローさせていただいているブク友さんのレビューがきっかけで読みました。 夕暮れの雪深い山道、 捨て猫のみけが、泣きながらとぼとぼと歩いている。 その姿は、目を凝らさないと見つけられないくらいちっちゃくて、 寒いよ…お腹へったよ…か細い泣き声が、本の中からきこえるよう。 すると、村はずれの一軒の家の戸が開き、おばあさんが顔を出してくれた。 暖かな囲炉裏端で、おじいさんのひざの上で、まどろむみけにホッと胸をなでおろす。 おじいさんとおばあさんが大切に育てているお蚕様を食い荒らすネズミたちめ! みけはおじいさんたちへの恩返しとばかりに飛びかかるが… ネズミに総攻撃されているみけの情けない表情が、妙にかわいくて笑ってしまう(みけ、ゴメン!) でもこんなことで負けてはいられない! ネズミたちが怖がるやまねこさまのにらみの術を教わろう。 修行に出るみけ。 もうね、この絵の迫力といったら! 修行中の鬼気迫る表情に、びびりな私はドキドキでした。 苦しい修行に耐え抜き、見事「八方にらみ」の術を体得したみけ。 気が付けば一年が過ぎ… あぁ、おじいさんとおばあさんが元気でいてくれて良かった~。 二人に近寄っていくみけの堂々とした姿。 そして、ネズミたちを見事退治。 キューバタン!追い払うだけではないのね…。 そういえば童話というものはシビアだった。 「蚕安全」八方にらみねこのお札。 おじいさんが描いたみけは、胸を張ってとても得意げ。 みけ、がんばったね!えらいね! 迫力満点の子猫の恩返しでした。 素敵な本をご紹介下さり、ありがとうございました!
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絵が好き。やさしいけれど迫力ある。 やまねこさまに教えてもらった 八方にらみ術を習得した健気なミケの 目ヂカラがすごすぎる。
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フォローしている方のレビューで知り、その迫力ある表紙の猫の絵にものすごく惹かれました。 近くの図書館にたまたまあったのでラッキーでした。(でも閉架資料でした。もったいない!) 見開きで描かれる山の村の雪景色。 その雪の白と木々やおうちの茶色のあたたかみのある絵にほうっと目が奪われ、文章を読んで目を下の方に向けるとそこにはトボトボと歩くみけらしい姿が! もうここで愛情がぎゅいーんと(笑) みけの真上に描かれている木に一枚だけ赤い葉っぱが残っていて、みけの心細さを表すと共に、読んでいる人がみけを見つけやすいようなアイキャッチになっていてその絶妙な配置に唸った。 たどり着いたおうちには優しいおばあさん、おじいさんがいてみけがおじいさんの膝で安心して寝ている姿に思わず涙が。 ふたりは養蚕業をやっていて、千も、万もの‘おかいこさま’のためにせっせと桑の葉を食べさせてやる。昼も夜も。その場面を想像すると本当に無垢な生命力に溢れていて、人々が蚕に‘さま’をつけているのももっともだと思ったし、それをした昔の日本人のメンタリティに敬意を感じる。 その‘おかいこさま’の命を狙うねずみどもに勢いよく挑んだものの惨敗したみけ。 ねずみどもが恐れるやまねこさまの‘八方にらみの術’を教わりに山の深きところにのぼることに。 この場面のみけは最初のページとおなじように人の小指の先程の小さな姿で描かれる。でも黒と灰色の山の景色にも関わらずその姿は凛々しく雄々しく見える。 そしてみけの修行が始まるのだが...。 もう最初から最後までみけが愛しくて愛しくて...。 パステルで描いているのかな、みけの毛並みが柔らかそうで触りたくなる(笑) キャラクターもおじいさん、おばあさんの穏やかかな表情から、みけややまねこさまの迫力ある姿までの描き分けがすごい。 うちの仏間にみけの‘八方にらみ’のページを開いて飾っておきたいくらい。(恥ずかしながらねずみが出る) 素敵な絵本の紹介ありがとうございました!
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研修で知り、借りてよんだ。 捨てねこだった子ねこを拾ってくれた、 ばあさとじいさ。恩返しのつもりで、 おかいこをねずみたちから守ろうとしても、 ちびねこのみけでは力不足。みけは 「八方にらみの術」を会得するために、 山に修行に入りますが!? (カバーそでより) 表紙がかわいい。 地の文もセリフも、わかりやすい方言。 「八方にらみ」という言葉を初めて知った。 はじまりは小正月で、おわりは春。 懐かしい日本の風景と養蚕業。 「やまねこさま」が妖怪みたいで、それもまた、子どもにうけるのかもしれない。 本編のみけの目はぎょろぎょろしすぎていて、マンガ『NARUTO』を思い出した。
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おじいさん、おばあさんに助けてもらったこねこ。恩がえしをするため、ねずみとたたかいます。「八方にらみ術」を手に入れるため、山に修行に入りますが・・・
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図書館で見かけたとき、小さかった頃に読んで面白かった記憶が一瞬で戻った。みけのいじらしさや、にらみの術を身につけるスポ根ぽい要素や、一度コテンパンにされた相手(ねずみ)に打ち勝つ成長譚に、子供ながらに萌えたのだと思う。 いま、自分の子どもが何度も読み聞かせをせがんでくるのが嬉しい...
図書館で見かけたとき、小さかった頃に読んで面白かった記憶が一瞬で戻った。みけのいじらしさや、にらみの術を身につけるスポ根ぽい要素や、一度コテンパンにされた相手(ねずみ)に打ち勝つ成長譚に、子供ながらに萌えたのだと思う。 いま、自分の子どもが何度も読み聞かせをせがんでくるのが嬉しい。 きっと、ストーリー的にも魅かれる要素が多いんだろうな。 絵も、みけが成長するにつれ、精悍に変わっていくところがかっこいい。やまねこや成長したみけ、迫力があって引き込まれる。
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4,5分 むかしばなし。 蚕を食い荒らすねずみを睨んで追い払うねこ。 むかしばなしとして読んであげるには良いと思います。 ねこが八方にらみねこになるために すごく頑張って修行しますが、 それほどの恩義をじいさんばあさんに 感じるようになったという描写がないので 少し物足りなく感じました。 長いバージョンの話があるのかな・・
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かわいがってくれるおじいさんとおばあさんの役に立ちたい、子猫のみけ。 「おかいこさま」によって来るネズミにバカにされ、追い払うこともできない子猫は、 厳しい修行に出る。 血のにじむような努力をして、立派に成長するみけの姿が、感動です。 11~12分くらい。
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お蚕を飼って暮らしているおじいさんとおばあさんの家に、 小さな迷いネコがやってきます。 二人は子ネコに「みけ」と名前をつけ、可愛がりました。 ある夜、子ネコのみけはお蚕を食べようとするネズミと戦いますが、 呆気なく負けてしまいます。 みけは山猫の許に修行に出かけます… 養蚕...
お蚕を飼って暮らしているおじいさんとおばあさんの家に、 小さな迷いネコがやってきます。 二人は子ネコに「みけ」と名前をつけ、可愛がりました。 ある夜、子ネコのみけはお蚕を食べようとするネズミと戦いますが、 呆気なく負けてしまいます。 みけは山猫の許に修行に出かけます… 養蚕にまつわる昔話です。 赤と黒のコントラストが印象的なイラストです。 子ネコのみけが修行でどんどんたくましくなり、 山猫の火を大目玉でカッと見据えるところは思わず息を呑むほどの迫力があります。
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