みんな本を読んで大きくなった の商品レビュー

朝の読書推進協議会(編者)

2018/05/26

32名の作家や学者、教育者などが本との出会いや大切さを紹介したアンソロジー。
もちろん全員が全員面白いわけではないけれど、中にはハッとする気付きを与えてくれる話もあって、それだけでも読む価値はあると思います。
好きな作家さんが書いた文章がいまいちだったときのがっかり感も半端ないですが（笑）。
あと巻末に、32名の紹介本が一覧になっているのもありがたいです。

2012/05/27

朝の読書活動推進協議会　編。

人気作家たちが、子ども時代の読書体験を語っています。
２００２年初版だけど、もうちょっと前に書かれたものもあるのでは？

2009/10/04

作家３２人のお名前がデータに無いので◆河合隼雄、青木和雄、赤川次郎、阿刀田高、あまんきみこ、井上路望、
今江祥智、いわむらかずお、内海隆一郎、落合恵子、神沢利子、
北方謙三、北村薫、後藤竜二、笹山久三、佐藤さとる、島田荘司、
末吉暁子、鈴木光司、瀬名秀明、宗田理、立松和平、田辺聖子、谷村志穂、
中沢けい、肥田美代子、三田誠広、宮川ひろ、宮部みゆき、矢玉四郎、
柳田理科雄、山中恒（敬称略、掲載順）◆今江祥智さんのお話を読んで、佐々木邦さんの作品を読みたくなった。
あの戦時下においてさえ、「私は佐々木邦の少年小説を読んで笑い、ほっとして本を閉じていた」のだそうだから。
佐々木さんの本は、現在では入手が難しいそうなのだけど、
幸い、図書館蔵書に「少年小説大系第２１巻佐々木邦　サトウ・ハチロー集」をみつけた。
今江さんご紹介の「トム君サム君」も収録されてるらしい。さらに、
「ファージョンを読んでいなかったら書けなかったにちがいない」とまでの
評価を受けたファージョンも、この機会に読んでみることにして、予約♪

瀬名 秀明さんからのお話は、
瀬名さんが編集した「贈る物語 WONDER」の企画からのお話など。「このアンソロジーを編むために、小・中・高校時代に読んだ本の記憶を
　辿っていくのは実に愉しい作業だった。」矢玉四郎さんからのお話「命がけの本」は、こんな１文で始まる。
「人はなぜ本を読むのかというと、だまされないためです」続く、柳田理科雄さんからのお話「おもしろい本を読もう」は、こんな書き出し。「小さい頃から、僕は「本を読むことは偉いこと」だと思いこんできた。」
このお二方のお話は、機会を見つけて子ども達にも話してやりたい。（それぞれ約５ページ分）