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おれたちはブルースしか歌わない の商品レビュー

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4件のお客様レビュー

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2024/05/18

青春推理小説、という分類がいいのか分からないが、トラベルミステリーとはひと味違う若き西村さんの意欲作の一つ。 展開的におおよその犯人と動機は読めてしまうが、それでも先が読みたくなるストーリーと文章のうまさはさすが。

Posted byブクログ

2013/10/01

言葉や風俗は古臭いですが、構成はなかなか緻密です。静岡の古い武家屋敷で起こる幽霊騒動や、自殺にみせかけた他殺、密室、そして一見関係なさそうな被害者を繋ぐミッシング・リンク…魅力的な謎ばかりです。 序盤は蛇足が多く脱線ばかりでイライラしましたが、中盤からは展開が加速し一気読みでした...

言葉や風俗は古臭いですが、構成はなかなか緻密です。静岡の古い武家屋敷で起こる幽霊騒動や、自殺にみせかけた他殺、密室、そして一見関係なさそうな被害者を繋ぐミッシング・リンク…魅力的な謎ばかりです。 序盤は蛇足が多く脱線ばかりでイライラしましたが、中盤からは展開が加速し一気読みでした。真相は意外で思わず膝を打ちました。 作者には珍しい青春ミステリで、読者挑戦物の隠れた名作だと思います。

Posted byブクログ

2012/04/11
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

西村京太郎には珍しい青春小説とのこと。 バンドメンバが主人公ということで栗本薫の小説と対比させながら読んだ。 犯人が身内かもしれないというあたりから,本格的な推理小説であることがわかった。 実は,主人公が思ったのと同じ犯人だと思ってしまった自分が恥ずかしいというか,西村京太郎のよい読書だということがわかった。

Posted byブクログ

2009/10/07

西村京太郎=十津川警部とばかり思っていましたが・・・ 二十数年前の作品になると思われるこの作品、軽く衝撃。 内容がとても濃く、若さ溢れるものでした。 「ザ・ダックスフント」のリーダー寺島喜一郎とその仲間の作品である「シンデレラの罠」という楽曲が静岡のラジオ番組でヒットチャート...

西村京太郎=十津川警部とばかり思っていましたが・・・ 二十数年前の作品になると思われるこの作品、軽く衝撃。 内容がとても濃く、若さ溢れるものでした。 「ザ・ダックスフント」のリーダー寺島喜一郎とその仲間の作品である「シンデレラの罠」という楽曲が静岡のラジオ番組でヒットチャートに上がっている事を知り、盗作した犯人探しと同時に寺島の自宅前で起こった殺人事件、そしてその夜に庭先に現れた1匹のダックスフント。これらが絡まり合いながらさらに事件が起こっていく。(それにしても・・・当時はダックスフントが珍しい犬だったようだ。)謎解きは意外な結果となる。

Posted byブクログ