花の館・鬼灯 改版 の商品レビュー
足利将軍義政と妻富子…
足利将軍義政と妻富子を軸にこの世の正義とは何かを問う「花の館」、一族殺戮の最中に一人生きのびる武将荒木村重の非劇を描く「鬼灯」。乱世の重荷を背負う人間像を鮮やかに刻む傑作司馬史劇二篇
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※このレビューにはネタバレを含みます
初めてしばりょの戯曲を読んでみたけれど、戯曲向きの作家じゃないなぁ、という印象(本人も戯曲は書く気がなかったと書いていたが)。話の筋は面白いんだろうけれど、「これどうやって表現するんだ??」と考えてしまった。すごい残念。
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どちらも戯曲で『花の館』は1970年に書かれた応仁の乱前夜の話、 『鬼灯』は1975年に書かれた荒木村重についての話 いつもの小説でなくなれない戯曲なので肩に力が入っているが 2作目の後者は自身の解説にあるようにだいぶんわりきっていて 小説ではしづらい話にまとまっていて面白い た...
どちらも戯曲で『花の館』は1970年に書かれた応仁の乱前夜の話、 『鬼灯』は1975年に書かれた荒木村重についての話 いつもの小説でなくなれない戯曲なので肩に力が入っているが 2作目の後者は自身の解説にあるようにだいぶんわりきっていて 小説ではしづらい話にまとまっていて面白い ただしとくに後者では現在とはかなり見方が違って評価されづらいか
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司馬遼太郎の戯曲って読みづらいかと思ったら逆。うまい。セリフまわしが天才。義政と富子のコンビ、悪の華。
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戯曲が2つ。足利義政と富子、荒木村重の人としての妖しさが描かれている。司馬遼太郎の戯曲というのは珍しい。
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