1,800円以上の注文で送料無料

あやかしの笛 の商品レビュー

1

1件のお客様レビュー

  1. 5つ

    0

  2. 4つ

    0

  3. 3つ

    0

  4. 2つ

    0

  5. 1つ

    1

レビューを投稿

2011/10/13
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 ブラジルからやってきた転校生・高峰緋色と横笛の名手・大久保雪智は転校先の教室で運命的な出会いを果たす。  そして、いきなり雪智にキスをしてしまう。  雪智はそんな緋色をひっぱたくとそのまま家に帰ってしまう。  するとそんな雪智と緋色の前に、突然怪士が現れる。  すんでのところで、緋色は敵に攫われることを防げたが、雪智はあっさりと敵の手の内に落ちてしまう……  そして実は、緋色がブラジルからわざわざ日本にやってきたのは「小枝」と呼ばれる笛を雪智の元に届けるためで……  という感じの話だったんですけど……。  何もかもの爪が甘すぎて、何とも言えない……。  まず、確かに緋色は雪智に運命を感じたかもしれないですけど、雪智自身は自分の父親に似ているって思っただけでちっとも運命なんて感じてなくて、それなのにいきなりキスなんてされたら、まず恋愛に発展する要素なんてないですよね。  なのに、何となくそれっぽいことはにおわせてあるし。  におわせてるのに、怪士の親分? 的なところに連れていかれたら、簡単にそっちにふらふら。  でも相手の気がこっちにないとわかったらすっぱりどうでもよくなってるし……。  しかも、どうでもよくなってるのは雪智だけじゃなくて、緋色に危害を加えてまで『小枝』を奪い取ろうとしたのに、話し合いができたらあっさり解決……って。  そんな簡単に解決することなら、最初から派手にやり合う必要がどこに……?  何もかもがどうしてそれをする必要があったのか……? と聞きたくなるようなはた迷惑な感じで、すっごくいろいろイマイチでした。

Posted byブクログ