推定無罪 の商品レビュー

英会話

2011/09/15

アメリカの映画監督アラン・Ｐ・パクラは、11年前の1998年11月19日に70歳で交通事故で亡くなりましたが、この名前をたとえ知らなくても、あるいは覚えていなくても、1970年代初頭のニクソン大統領を辞任させた、ウオーターゲート事件を調べたワシントン・ポストの2人の記者にダスティン・ホフマンとロバート・レッドフォードが熱演する『大統領の陰謀』(1976年)、そして、メリル・ストリープ主演のナチスのホロコーストを題材にした『ソフィーの選択』(1982年)、さらにハリソン・フォード主演で、正義を守るべきはずの検察官が、不倫相手の同僚の美人検事補を殺害したとして容疑者にされ裁判にかけられ、培ってきた家庭と仕事を木っ端みじんに壊されていく様子を描きラストで予想外の結末を見せられる『推定無罪』(1990年)、そうして、ジュリア・ロバーツ演ずる主人公の女子大生が、ある殺人事件に仮説をたてて論文を書いたら、偶然に政界の暗部を言い当てていたために、国家的規模の陰謀に巻き込まれてしまって命を狙われるという『ペリカン文書』(1993年)、この4つの、あまりにも有名な世界的に大ヒットした映画はけっして忘れられることはないでしょう。