ALONE TOGETHER の商品レビュー
シンプルで、でも吟味された言葉づかいの一冊。 さらりと読めてしまうけれど、後からじわじわといろんなことを考えます。 言霊(声に出して発する音、響きに力が宿ること)という考え方を 私は基本的に受け入れることにしていますが、感想はうまく言葉になりませんでした。 言葉には力があり...
シンプルで、でも吟味された言葉づかいの一冊。 さらりと読めてしまうけれど、後からじわじわといろんなことを考えます。 言霊(声に出して発する音、響きに力が宿ること)という考え方を 私は基本的に受け入れることにしていますが、感想はうまく言葉になりませんでした。 言葉には力がありすぎて、呪いにも、祈りにもなり得るから。 きっと読む人によって感じ取ることは別々なのでしょう。 全体を通して、私はそんな繊細さを感じました。 エンターテイメントな小説というよりも、ひっそりと単館上映されてる映画といった印象。 ぬるいお話。でも、優しいお話。
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かなり好きな作家の本多孝好さんの小説。 本多さんらしいキャラクターと会話。 面白かったが傑作とまではいかないかな。 主要の女の子にあんまり魅力を感じなかった。
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どうしようもなく。 どうしようもなく、正しいことは複数存在する。正論なんて、立っている立場を変えたなら、簡単にひっくり返る。 その中で行きぬく私たちに必要なのは、誰かに寄り添いたいという祈りなのではないか。 ささいな、本当にささいなこと。 だからこそ、難しく考えた途端に、捻じ曲...
どうしようもなく。 どうしようもなく、正しいことは複数存在する。正論なんて、立っている立場を変えたなら、簡単にひっくり返る。 その中で行きぬく私たちに必要なのは、誰かに寄り添いたいという祈りなのではないか。 ささいな、本当にささいなこと。 だからこそ、難しく考えた途端に、捻じ曲がってゆがんで消えてしまう儚いこと。 忘れないでいたい。
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2009年最初の一冊。 相変わらず、描写が上手いなぁと感じさせる作家さんです。 言い回しがわかりにくかったりするところもありますが、全体として、とても読みやすい。 独特の世界観に引き込まれます。 登場人物たちの引き出された本心、本音に妙に共感してしまうのが不思議なところ。 あぁ...
2009年最初の一冊。 相変わらず、描写が上手いなぁと感じさせる作家さんです。 言い回しがわかりにくかったりするところもありますが、全体として、とても読みやすい。 独特の世界観に引き込まれます。 登場人物たちの引き出された本心、本音に妙に共感してしまうのが不思議なところ。 あぁ、こう思ったことある! そうだよなぁ。 そう思わずにはいられません。 理解していない部分はたくさん残るのに、不思議と読んだ後はすっきりした気分になる作品です。
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【2008/11/15 読了 図書館】 「ある女性を守って欲しいのです」三年前に医大を辞めた「僕」に、脳神経学の教授が切り出した、突然の頼み。「女性といってもその子はまだ十四歳…。私が殺した女性の娘さんです」二つの波長が共鳴するときに生まれる、その静かな物語(Amazon) 正...
【2008/11/15 読了 図書館】 「ある女性を守って欲しいのです」三年前に医大を辞めた「僕」に、脳神経学の教授が切り出した、突然の頼み。「女性といってもその子はまだ十四歳…。私が殺した女性の娘さんです」二つの波長が共鳴するときに生まれる、その静かな物語(Amazon) 正直、あまり面白くなかった。リアルさが感じられないというか・・・。
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【「ある女性を守って欲しいのです」三年前に医大を辞めた「僕」に、脳神経学の教授が切り出した、突然の頼み。「女性といってもその子はまだ十四歳…。私が殺した女性の娘さんです」二つの波長が共鳴するときに生まれる、その静かな物語】 決して穏やかな内容ではないのに、 静かに心に染み渡って...
【「ある女性を守って欲しいのです」三年前に医大を辞めた「僕」に、脳神経学の教授が切り出した、突然の頼み。「女性といってもその子はまだ十四歳…。私が殺した女性の娘さんです」二つの波長が共鳴するときに生まれる、その静かな物語】 決して穏やかな内容ではないのに、 静かに心に染み渡ってくるような話(文章)でした。 そのせいか、話が急展開する事も無く淡々と進んでいくのに 飽きる事無く一気に読んでしまいました。 本の表紙がすごくあってる! まさにこの水面のような感じです。 読みやすい文章で軽く読めてしまうのですが、 本当はそれほど軽い内容ではなく、重いと言ってもいいのかも。 きっと特殊な力って時には人を救い、時には人を壊してしまうんですよね。。 主人公に救われたと思っていた人々がある意味で本当は救われてなかったと知った時はショックで、少し寂しい気持ちになりました。
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呪いと祈り。地獄と救い。 紙一重どころか、本当は全く同じことなのかもしれませんね。 結果は何も変わらないのかも。 けれど、違うと信じたい。 きっと違うものであって欲しい。 そう思います。
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三冊目に手に取った本多さんの本。 やっぱりこの人の文章は好きですね。 静かに始まって、静かに物事が進み、そして静かに終わる。 これはそんな印象を受けた物語でした。
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著者初の長編、ということで、なんかまとまりきってないところはあるような。 でも主人公の相変わらずのクールさといい、本多孝好らしさは十分楽しめます。
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人の心の奥底にある感情を読みとってしまうことができる能力を持つ主人公、柳瀬。そんな複雑な能力を持つ彼がかつての師である大学の教授にある頼み事を持ちかけられる。そんな話ですw 全体としては「ん〜まぁまぁかな?」っておもしろさで、ってかそんなに俺はおもしろくないと思ってしまいました。...
人の心の奥底にある感情を読みとってしまうことができる能力を持つ主人公、柳瀬。そんな複雑な能力を持つ彼がかつての師である大学の教授にある頼み事を持ちかけられる。そんな話ですw 全体としては「ん〜まぁまぁかな?」っておもしろさで、ってかそんなに俺はおもしろくないと思ってしまいました。まぁあ確かに先は読めないんですけど、そんなに急展開とかがあるわけでもないですし、そこまでオススメというわけではありません。
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