ルドゥーテのバラ の商品レビュー
ナポレオンの時代、植物画を多く手掛けたベルギー人の画家、 ルドゥーテの最高傑作と言われる「バラ図譜」からの作品を紹介。 ・ルドゥーテとバラの文化 ペトラ=アンドレア・ヒンツ ・図版 ・Index ベルギー人のピエール・ジョゼフ・ルドゥーテが、 植物画家として、ナポレオン一世の...
ナポレオンの時代、植物画を多く手掛けたベルギー人の画家、 ルドゥーテの最高傑作と言われる「バラ図譜」からの作品を紹介。 ・ルドゥーテとバラの文化 ペトラ=アンドレア・ヒンツ ・図版 ・Index ベルギー人のピエール・ジョゼフ・ルドゥーテが、 植物画家として、ナポレオン一世の皇后ジョセフィーヌに 信頼され、彼女のマルメゾン城の庭園で描いた、作品の数々。 特に「バラ図譜」は、栽培された250種にのぼるバラから 169種を精密に描き、芸術性と共に、 当時のバラの植物学上の資料ともなっています。 紹介されているのは、それらの一部ですが、 単色刷りと手彩色の銅版画で描かれたバラは、 繊細かつ精巧で優美。約200年前のその美しさを残しています。 拡大した絵では、おしべやめしべ、葉の形状、蕾、 トゲの様子などへの細かい観察眼の確かさが見事。実に眼福。
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1817~1824年にナポレオンの妻ジョセフィーヌの庇護の下出版されたルドゥーテのバラの本から、銅版画によるカラー図版を収録。英文仏文併記。 (以上はデータベースより)。 ここに描かれているような、原種の(たとえば五弁で一重咲きの)、あるいはオールドローズ/イングリッシュローズ...
1817~1824年にナポレオンの妻ジョセフィーヌの庇護の下出版されたルドゥーテのバラの本から、銅版画によるカラー図版を収録。英文仏文併記。 (以上はデータベースより)。 ここに描かれているような、原種の(たとえば五弁で一重咲きの)、あるいはオールドローズ/イングリッシュローズと呼ばれる、比較的古いタイプの薔薇が、私は好きだ。 ルドゥーテは、1759年、現在のベルギー生まれ、「バラの宮廷画家」と呼ばれた人。 植物図鑑としてもじゅうぶんな、精緻(枝の小さなトゲトゲの、トゲトゲ具合まで正確)な薔薇の花の数々。 わが家のベランダにある、モスローズも。 私は、白や黄色、淡いピンク色の花が好みなので、実際のベランダにはそういった色のものが揃ってしまった。 そのぶん、この表紙のような紅い薔薇の花を眺めてみる。 皇后ジョセフィーヌの「マルメゾンの庭園」は有名だけれど、この庭に集められた種々の植物を科学的に栽培することもまた彼女の目的だったということは知らなかった。 ほんとうに、科学的にして美しい、いつ眺めても飽きない薔薇たち。 165頁ほどの全ての薔薇の名前が、ラテン語の学名・英語・仏語・日本語で表記されているのも嬉しい。
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http://www.taschen.com/pages/en/catalogue/books/classics/all/facts/03222.htm
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