ぼくはへいたろう の商品レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
肝試しをして帰ってきてから、夜毎、屋敷に化物が現れるようになってしまった侍の怪異譚『稲生物怪録』の絵本版。平太郎が子どもの侍になっていたり、いくつかの場面が省略されていたりと違いはあるけれど、原作の持つ、怖いながらも滑稽な雰囲気が感じられる。 宇野亜喜良の絵に、文章から離れた自由さがあってそれもまた良い。巨大な蛙が朝、つづらになっていたくだりは絵本版では省略されているけれど、蛙の背に紐を巻く表現で補完していたり。文章には登場しない一匹の猫が、化け物に取り憑かれた日から何故か屋敷までついてきていたり。平太郎はたいがい平然としているから、化物に驚く役として、代わりに猫を据えたようにも思える。
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稲生物怪録に興味があって、読みやすいものからと思い読んでみました。 ちょっとかわった絵本ですね(^―^) 驚いているおじさんたちの表情がとても良いです。お話は、肝試しに行った平太郎が化け物の頭に毎夜おどかされたけれど、怖がらなかったので勇気を称えられしゃもじを貰うというもの。 も...
稲生物怪録に興味があって、読みやすいものからと思い読んでみました。 ちょっとかわった絵本ですね(^―^) 驚いているおじさんたちの表情がとても良いです。お話は、肝試しに行った平太郎が化け物の頭に毎夜おどかされたけれど、怖がらなかったので勇気を称えられしゃもじを貰うというもの。 もう少し詳しいものも読んでみようと思います。これはこれで面白かったです。
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これも、実際に手元にあるのは福音館書店こどものとものペーパーバック版。絵も書き直されているので違うものなのですが、好きな1冊なので載せてしまいました。
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