悪夢喰らい の商品レビュー
ホラー短編集です。す…
ホラー短編集です。すっごく怖いというわけではないのですが、読んでて映像が浮かんできます。
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現実と非現実の境目が…
現実と非現実の境目が曖昧になる一瞬、様々な形の悪夢が詰まった短編集。題名の「悪夢喰らい」とは、すなわち「獏」のことであり、ホラーのようでユーモアもある作品です。
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著者初期のホラー短編…
著者初期のホラー短編集です。背筋が凍るような話は特になかったですが、夏の季節にはいいのではないでしょうか。
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夢の世界やふとした時空の歪みなんかは好き 骨董屋に入るまでの行動や霧の中の登山などのさりげないところからふっと世界が変わるところが好き 堕天使のSFなんかは肌にあわない
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あまりの読みやすさに驚いた。 多分自分にあった小説なんだろう。 どれも面白かったけど、のけもの道、突然のSF謎展開に戸惑った四畳半漂流記で作者の幅広さを知り、霧幻彷徨記のふとした美しさなどが好みだった。 なんとなく見かけたからリストにないけど買ってみたのが正解だった。
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夏の角川ホラー文庫祭。角川ホラーにしては、割と表紙デザインが好き。 夢枕獏の短編集。ショートショートみたいなものから、時空の歪で抜けられなくなる軽いSFまで、たくさん網羅している。また、夢枕獏と言うと山モノ(でいいの?)なので、登山関係が半分くらい。 角川ホラーなのに、文章は...
夏の角川ホラー文庫祭。角川ホラーにしては、割と表紙デザインが好き。 夢枕獏の短編集。ショートショートみたいなものから、時空の歪で抜けられなくなる軽いSFまで、たくさん網羅している。また、夢枕獏と言うと山モノ(でいいの?)なので、登山関係が半分くらい。 角川ホラーなのに、文章はちゃんとしていて、話の内容もちゃんと怖くて意表を突かれた。大御所の作品だから当たり前だろうと言うところはあるが、ホラー方面は、古典的な怪談を、そのまま現代にもってくるだけではなく、きちんと現代風に調理してから書かれていて好感。比較は誰とは言わないけど。 また、SFものは、インパクトはそれほどないものの、きちんと「なぜそうなった」が考えられているあたりも良い。 ただ、もともと角川文庫から出ていた同名の本から、数作削って作られたとのことが最後に書かれているが、そういうところは角川ホラーなんだよな。良い作品の最後でがっかりさせる。 というわけで、ホラー文庫版でない方がオススメ。
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救いようのない気味悪さが暑い季節にぴったり! 「これ思いつきで書いて途中でやめただろ!」とツッコミたくなるようなものや、「日本昔ばなし」のような教訓めいた短編も入っていたりして、とにかく夢枕獏の独特な魅力がつまっている作品だと感じた。個人的には結構好き。
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「悪夢喰らい」夢枕獏 オカルトホラー。乳白色。 獏さんのエキス満載短編集。 あまり特筆する作品もないかと思いますが、暗澹として濃密で異常な猥雑さをもったホラー、が主です。 確固たる矜持というか、独特の世界観がバックに構築されているから、引きずり込まれる感覚が自然だと思い...
「悪夢喰らい」夢枕獏 オカルトホラー。乳白色。 獏さんのエキス満載短編集。 あまり特筆する作品もないかと思いますが、暗澹として濃密で異常な猥雑さをもったホラー、が主です。 確固たる矜持というか、独特の世界観がバックに構築されているから、引きずり込まれる感覚が自然だと思います。 あとは、ホラーといってもトラウマになるような怖さはないかと思います。人間臭さのある短編ばかり。 和やかって意味ではないですけれどね・・・。 角川ホラーでの再文庫化のものを読んだのですが、20年前の作品とは思えないような新鮮かつ斬新さ。かな。 収録作のなかでは「霧幻彷徨記」が好きでした。 ホラーとは銘打ってありますが、SF色も魅せてくれる作品です。
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朝のジョギング。脳内に子供の声が響く。“―もっと速く、もっと、もっと―”子供の声に急かされ死に向うように走り続ける男たちを描いた「鬼走り」。ほんの些細な超能力を持つさえない男が激しい怒りを覚えた時、力が暴走し始めた―後の一連の伝奇バイオレンス作品の一端が垣間見える「のけもの道」な...
朝のジョギング。脳内に子供の声が響く。“―もっと速く、もっと、もっと―”子供の声に急かされ死に向うように走り続ける男たちを描いた「鬼走り」。ほんの些細な超能力を持つさえない男が激しい怒りを覚えた時、力が暴走し始めた―後の一連の伝奇バイオレンス作品の一端が垣間見える「のけもの道」など7篇収録。山好きの著者のこともあり、山を舞台にした作品が3篇含まれているのも特徴と言えるか。 初版は今から18年前だったとのこと。その際のあとがきで著者は自らの真情と希望とを、「雨月物語」になぞらえて書いている(詳しくは文庫の解説を参照されたし)。ともすれば「キマイラ」「闇狩り師」「餓狼伝」等々、伝奇やアクションものの作家とのイメージを抱いてしまいがちだが、その根底には日本人の心底にある恐怖というものへの並々ならぬリスペクトがあったのだなぁ、と再確認。それが昨今の「陰陽師」ブームへの火付け役を担うことにもなったのかも(ちなみに未読)。
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一番好きな話は「ことろの首」。基本は雨月物語とかにもあるような、一夜明けたら全て虚実とわかるというパターンだけど、なかなか皮肉っぽい感じが良かった。
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