あついあついひ の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
あつい日。 道路の穴あきのマンホールから雑草と一緒に顔を出し、空を見上げるかえる。 雲がやってきて、雨が降りだし、ほこりが立ち、土の湿ったにおい、あついアスファルトの地面が冷めていく。 かえるはうれしそうに水を浴び、だんだんと激しく降り出した雨を見つめる。かえるやかたつむりからすると、一粒一粒が巨大な雨。 地面の上が大降水になり、そして雨はやみ、また太陽が照り出す。 ひとときの涼しさ。
Posted by
Diary:2004/06/23 背景として、アスファルトの道路やその脇の排水溝、身近にある風景を表現していることに、親近感をおぼえる。みずみずしく生命の喜びを描く期待の作家のデビュー。
Posted by
- 1