日蓮伝説殺人事件(上) の商品レビュー
浅見光彦シリーズ。日…
浅見光彦シリーズ。日蓮のルポを書くために山梨を訪れた光彦。宝石業界を舞台にした事件に首を突っ込むことになる。
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浅見光彦シリーズ。光…
浅見光彦シリーズ。光彦は日蓮の取材依頼を受けたその夜TVで山梨ジュエリー業界の事を放送していた。その放送の奇妙さに光彦は魅かれ取材の日程より早く山梨に行った。そこで光彦は事件に関わる事に・・・。
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株式会社ユーキの宝石鑑定士・伊藤木綿子のところへ専属デザイナー・白木美奈子が相談を持ちかけてきた。彼女がデザインした宝飾品に粗悪な石が混在していたらしい。しかも美奈子は木綿子の恋人塩野満の素姓まで訊ねてきた。塩野と美奈子の関係は。木綿子の胸に一抹の不安が…。数日後、美奈子が死体と...
株式会社ユーキの宝石鑑定士・伊藤木綿子のところへ専属デザイナー・白木美奈子が相談を持ちかけてきた。彼女がデザインした宝飾品に粗悪な石が混在していたらしい。しかも美奈子は木綿子の恋人塩野満の素姓まで訊ねてきた。塩野と美奈子の関係は。木綿子の胸に一抹の不安が…。数日後、美奈子が死体となって発見され、塩野も事件発生の翌日、木綿子に連絡を残して、消息を絶った。日蓮聖人のルポを依頼され、山梨県を訪れていた浅見光彦はこの怪事件に深く関わることに―。
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今回の浅見さんは、日蓮を調べる為に甲府へと飛びます。 基本的に宗教嫌いな浅見さんのこと。 いやいや始めたんですが、実は日蓮が相当に奥深い人物だとわかり、しきりに感動しています。 この辺は、作者さんの気持ちがそのまま投影されているんだろうな……と、いうことは最近、わかってきた。 僕も無宗教なので、その気持ちはわからなくもないですが、実は浅見さん(というか作者さん)かなり過激な宗教観をお持ちで……。 その辺のところで引いてしまう人は、読まない方がいいと思う。 まぁ、このところどころある、浅見さんの外見に似合わない過激思想が素敵! といえば、素敵! なんですが。 まぁ、このシリーズを読んでて思うのは、基本的に作者さんは嘘を吐けない人なんだな……ということかもしれません(苦笑) 権力に対する嫌悪感とか、そういうのが割と素直に出てきます。 もう、慣れてるので、出て来てもあんまり問題にはならないのですが、正直、日和見主義な大人になっちまった身としては(苦笑) 「なくてもいいのに……」と思わないことも無いです。 まぁ、それを差し引いても、浅見さんは十分に魅力的だと思いますが。 あぁ、脱線しすぎました。本題に戻ります。 そして、もののついで、とばかりに甲府に出てくる直前にテレビで見た、宝石メーカーを訪ねようとすると、妙な拒絶を受ける。 浅見さんは、持ち前の幸運と粘り強さから、ついにそのメーカーの場所を見つけ出すんですが、その日のうちに、その宝石メーカーのジュエリーデザイナーが殺される、という事件が発生する。 そんな偶然とも思えないような事件に、浅見さんが興味を持たないはずもなく……。 事件について、何となく調べ始める。 今回のヒロインのお嬢さんは、気の強めのお嬢さん。 件の宝石メーカーに勤める「宝石鑑定士」なる仕事をしているお嬢さんで、浅見さんにメーカーの場所を教えてくれた本人でもあります。 彼女は、行方のわからなくなった恋人を探していたのでした。 そんな彼女ですが、最初は浅見さんをうさんくさいもののように見ていましたが、次第に浅見さんに心引かれて行きます。 そして、浅見さんは彼女と一緒にその恋人の行方を探し始め、その恋人が残したと思われるメッセージを見つけるのでした。 「日蓮の生まれ給いしこの御堂」 というメッセージに隠された意味は?? というような感じでした。 まぁ、上巻なので、謎が謎を呼ぶ……というようなところで終わっていて。 ちっとも、メッセージの確信には触れないまま終わってます。 ちょっとヒロインのお嬢さんが、鼻につく……といえば、鼻につくかもしれない。 まぁ、なんとかギリギリセーフのラインで僕は平気でしたが。 まぁ、男の人から見たら、女なんてこんなもんなのかもしれません。 よくわかんないけどね!
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