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おのれ筑前、我敗れたり の商品レビュー

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武将列伝

蝮の道三・斎藤山城守道三、京狂いの果て・大内左京太夫義隆、影薄れゆく一益殿・滝川左近将監一益、奸悪無限の武将・宇喜多和泉守直家、殿は領民の敵・龍造寺山城守隆信、関白に頭を下げなかった男・吉川治部少輔元春、おのれ筑前、我敗れたり・丹羽五郎左衛門長秀、薩摩の土性骨・島津兵庫頭義弘、さ...

蝮の道三・斎藤山城守道三、京狂いの果て・大内左京太夫義隆、影薄れゆく一益殿・滝川左近将監一益、奸悪無限の武将・宇喜多和泉守直家、殿は領民の敵・龍造寺山城守隆信、関白に頭を下げなかった男・吉川治部少輔元春、おのれ筑前、我敗れたり・丹羽五郎左衛門長秀、薩摩の土性骨・島津兵庫頭義弘、さらさら越え・佐々陸奥守成政、徳川軍を二度破った智将・真田安房守昌幸、名誉の敗戦・石田治部少輔三成、口惜しや忰の愚昧・加藤左馬助嘉明 短編12編収録、武将列伝。 解説によれば、平成5年から平成10年に発表された作品が集められているとのこと。 個人的には、特に目新しい感じは有りませんでした。(読み手の力量不足かもしれませんが。) 石田三成の章で、三成自身の言葉が全く出て来なかったことと、加藤嘉明の章が「口惜しや忰の愚昧」とあるのに、その言葉が語られなかったことが気になりました。

長束

秀吉に今一つ及ばず、…

秀吉に今一つ及ばず、翻弄された丹羽長秀、無念の一生。

文庫OFF

2015/11/30

このタイトルを見たときに、羽柴筑前守秀吉に敗れた武将が出ているのかな?と思いましたが、実際には、12人もの武将が登場しています。 しかも、羽柴秀吉に関係のない武将も出ています。 共通しているのは、秀吉に負けた武将ではなく、活躍はしたものの最終的には敗者となってしまった武将が出て...

このタイトルを見たときに、羽柴筑前守秀吉に敗れた武将が出ているのかな?と思いましたが、実際には、12人もの武将が登場しています。 しかも、羽柴秀吉に関係のない武将も出ています。 共通しているのは、秀吉に負けた武将ではなく、活躍はしたものの最終的には敗者となってしまった武将が出ていることです。 中には、自分ではなく、子孫が、という人もいますが。。。 ↓ ブログです。 http://fuji2000.cocolog-nifty.com/blog/2007/09/post_7fd5.html

Posted byブクログ

2009/10/04

敗者となった十二将、それぞれの敗因や生き様がギュッと詰まった短編集。滝川一益に衝撃。敵討ちの機会を狙い続けた男がボケてしまった一益を前に呆然としてしまう話や『影薄れゆく一益殿』の言い伝えにしても、猛将の最後とは思えないフェードアウトぷりに驚きました。

Posted byブクログ

2010/02/25

斎藤道三、滝川一益、吉川元春、宇喜多直家、丹羽長秀など全十二将、いずれ乱世に生を受けながら、天下を手中に収めえなかった者たち。なぜ彼らは敗者となったのか、明暗を分けた時はいつなのか。各々の生涯を描く時、そこに浮かび上がるのは鮮やかな「敗者の矜持」。生か死か。手に汗握る戦国・敗北の...

斎藤道三、滝川一益、吉川元春、宇喜多直家、丹羽長秀など全十二将、いずれ乱世に生を受けながら、天下を手中に収めえなかった者たち。なぜ彼らは敗者となったのか、明暗を分けた時はいつなのか。各々の生涯を描く時、そこに浮かび上がるのは鮮やかな「敗者の矜持」。生か死か。手に汗握る戦国・敗北の記録。 2009.6.30読了

Posted byブクログ