玩具草子 の商品レビュー
たまにはエッセイ。 時折挟まるレトロな絵を楽しみながらの懐古。確かにいろいろと交換をした憶えあり。
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装丁:松田行正 “愛おしきものたち。幸せの情景。”(帯文より) 長野さんの玩具や古裂に関するエッセイ集。 長野さんのエッセイはスマートなのにノスタルジックで好きです。
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長野女史が幼少時代にであった「愛おしきものたち」のカタログ。表紙のモスリンからして昭和の濃厚な雰囲気が漂って来る。祖母と買いに行ったと言う千代紙など、昭和の風俗も伺えるのも嬉しい(長野先生若いんですが…)。以前発行された「ことばのブリキ缶」の姉妹刊のようです。 こういう懐かしくて...
長野女史が幼少時代にであった「愛おしきものたち」のカタログ。表紙のモスリンからして昭和の濃厚な雰囲気が漂って来る。祖母と買いに行ったと言う千代紙など、昭和の風俗も伺えるのも嬉しい(長野先生若いんですが…)。以前発行された「ことばのブリキ缶」の姉妹刊のようです。 こういう懐かしくてキッチュで今では手にはいらないものの図鑑に私は弱いみたいですね。
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長野まゆみさんの視点からみる世界観が好きです。これは大正昭和の「懐かしいもの」の写真とエッセイです。勿論あたしは昭和の終わり生まれだけど平成を生きてるんだけど、どこか日本人特有のノスタルジアを呼び覚ますような本です。おばあちゃんちにひっそりとあるようなものたちが集められていて、和...
長野まゆみさんの視点からみる世界観が好きです。これは大正昭和の「懐かしいもの」の写真とエッセイです。勿論あたしは昭和の終わり生まれだけど平成を生きてるんだけど、どこか日本人特有のノスタルジアを呼び覚ますような本です。おばあちゃんちにひっそりとあるようなものたちが集められていて、和みました。
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本当はこの本、ファンタジーではないけれど(笑)、作家のイメージでこちらに。古裂にはそこはかとなく憧憬を感じて手芸屋で古裂コーナーがあるとついふらりと立ち寄ってしまう。白地が年を経て淡いピンクベージュになっていたり、今ではちょっと見かけないような大柄でありながらすっきりかわいらしさ...
本当はこの本、ファンタジーではないけれど(笑)、作家のイメージでこちらに。古裂にはそこはかとなく憧憬を感じて手芸屋で古裂コーナーがあるとついふらりと立ち寄ってしまう。白地が年を経て淡いピンクベージュになっていたり、今ではちょっと見かけないような大柄でありながらすっきりかわいらしさがあったりする。こちらはそんな古裂を見開きでいっぱいに写し出しつつ、作者の小さきものへの愛着を懐旧をこめながらつづったエッセイ。今からみればまがい物のような安っぽさのあるメモ帳やら消しゴムやらだが、あのときは本当に宝物だったとうんうんと頷きながら読み進んでいける。そして、これらちいさきまがいものはもはや私の中では「ファンタシィ」の世界になってしまったのだと思うとさびしい気もするのだ。
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