ノアルの手紙 の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
〝「セバスチャン・アンゼルムス・ノアル・ド・ポスタル・ジュニアへ。お前の名前は、なんて長いんだろう。手紙の宛名を書いてるうちに、わたしはまた年をとってしまうよ」リオ・デ・ジャネイロに住むお婆ちゃんの小さなカラスのノアル宛の手紙は、いつもそんなふうに始まります…〟ノエルの様子を気遣うお婆ちゃん、その手紙に対するノアルの返事を綴った、ホノボノ感とあたたかみ溢れる、こころ休まる綺麗な絵本。
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鬼怒川のホテルに置かれていて、チェックアウト前に何とはなしに開いてみました。一気に読んでしまって、朝から泣いてしまいました。健気で素直なノアルに心打たれます。絵柄も素敵。
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異国でさみしくすごす子がほんの少し勇気をだしたら少しだけ変われましたよ。みたいな話。 表紙の絵がすごくきれいだったので手に取った。 とても上手な、きちんと勉強した人の絵。 でも技術の巧拙と挿し絵としての良し悪しはどうやら別物らしい。 背景は素敵だし、動物の形も上手なのに合わさる...
異国でさみしくすごす子がほんの少し勇気をだしたら少しだけ変われましたよ。みたいな話。 表紙の絵がすごくきれいだったので手に取った。 とても上手な、きちんと勉強した人の絵。 でも技術の巧拙と挿し絵としての良し悪しはどうやら別物らしい。 背景は素敵だし、動物の形も上手なのに合わさると魅力がない。 文に反する部分があるのが気に入らない。 文章通りの絵も広がりがない。 たとえば水たまりもできないミミズいっぴき出てこない道、のはずの絵がのどかな田舎道にしか見えない。 文章にない絵もお話の世界を広げるものならば魅力になるけれど、この場合はそうじゃない。 この小道具はなんのために配置してあるのか、みたいな絵の意味が私にはまったく読めなかった。 話も好きになれそうなパーツがそろっているのに全然好きになれない。 人見知り主人公の「捨ててもかまわないから」という控えめなつもりの押しつけにすごくイライラする。 そういうのをされた経験の後味の悪さがよみがえったせいもあるけど。 引っ込み思案もアウェイの緊張もほんの少しの行動に必要な勇気も、ぜんぶ書きようによっては必要な要素だと思う。でもこれは嫌いだ。 著者紹介をみて気づいた。 文章は『アリストピア』の人か!しかも『猫町∞』もこの人か!! 両方「好きそう!」→「だめだ…」だった。 選ぶテーマは好きなのに趣味が合わないなあ。
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起承転結のない、 なんだか不思議なリズムの絵本。 ノアルとおばあさんの手紙のやりとりを中心に、 恥ずかしがり屋のノアルの ほんのりと変化していく生活が描かれています。
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