昭和の集合住宅史 の商品レビュー

建築文化・建造物(その他)

2009/12/17

研究者や設計者の談話が読めたのは興味深かった。
あと、最後の昭和の集合住宅史評が人によって割れていたのも面白い。

現代的な生活スタイルの実験の場として、先進であった集合住宅が、
いつの間にか安いから住むだけのものになってしまったのはなぜか。
計画技術として、というか営業テクとして、
ニーズを埋め込むのではなく、ウォンツに火をつけるのは、
学術的にフォローできていない商業プロの技。
それが、マンションを席巻している。
そういうことも学術的にはフォローできていないといけないのではないか。

でも、ちょっと読みにくかったかな。
あと、通史の年表とか、雑誌から加筆する部分があってもよかったかも。

とか、コメントしている先は、先生の先生とかなんですけどね。。。。