えほん いのちのあさがお の商品レビュー
[墨田区図書館] 恐らく小さな子どもにも読めるようにと、全て平仮名とカタカナで書かれた、ノンフィンクションの絵本。同じ母として、子が自分よりも先に、しかも幼いうちに苦しみながら亡くなったことがとても身につまされて、悲しくなる本。 ただ、白血病で幼い子供が死に、その子供が生前育...
[墨田区図書館] 恐らく小さな子どもにも読めるようにと、全て平仮名とカタカナで書かれた、ノンフィンクションの絵本。同じ母として、子が自分よりも先に、しかも幼いうちに苦しみながら亡くなったことがとても身につまされて、悲しくなる本。 ただ、白血病で幼い子供が死に、その子供が生前育てていたアサガオのタネを、骨髄バンク普及運動とともに皆に渡していくというコンセプトを知っていても、ただ、本文を読む分にはそれほど悲壮感は漂わない。 コウスケの明るさ、発病前のちょっとしたエピソード、病気になってもさほど弱音をはかず、一度日常生活に復帰した際にも元気な様子、、、きっと低学年が必要以上に怖がったりしないように、なるべく淡々と物事をただ伝えられるように思慮深く綴った文章なんだと思う。 それでも最後、恐らく本文の内容以上に苦しんで死んだんだろうコウスケ君が天国にいったというあたりからは、母親の視点での無念が胸をつく。 図書館からいざ借りてきてもなかなか子供自身が手に取らないし、こちらからも読み聞かせ出来ないでいたけれど、とりあえずはこの年齢で一度紹介出来て良かった。
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くもんBⅡ推薦図書 白血病でお子さんを亡くされたお母さんの実話を元に作成されたお話。命の大事さを考えさせられます。
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