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太公望(中) の商品レビュー

4.4

18件のお客様レビュー

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商王朝を倒す為に動き…

商王朝を倒す為に動き回る望だが、数々の人との出会いや望自身のさまざまな経験を通して大きくなっていく姿は今の社会にも通じるものがあるのではないだろうか。

文庫OFF

上巻に続いて読んでし…

上巻に続いて読んでしまいました。軍略のすごさ、人を育てる大事さが分かります。商王朝から周の時代へ変わる時の太公望の役割、彼はさらにその先を見ているのです。

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平等な世ではなく、公…

平等な世ではなく、公正な世。神々が支配する世ではなく、人間が治める世。それが、自分が思い描く未来の図だと漠然と認識し始めた望。今の商王を殺しても、次の商王が立つだけ。いつしか、望が闘い続ける相手は、商王ではなく王朝そのものであり、王朝を守護する神々となっていました。この巻では、望...

平等な世ではなく、公正な世。神々が支配する世ではなく、人間が治める世。それが、自分が思い描く未来の図だと漠然と認識し始めた望。今の商王を殺しても、次の商王が立つだけ。いつしか、望が闘い続ける相手は、商王ではなく王朝そのものであり、王朝を守護する神々となっていました。この巻では、望はまだ無名に等しい存在ですが、商の新都である朝歌を拠点に、着実に反王朝勢力の網を張り巡らせていきます。新たに得た腹心の配下、再会した羌族の子らと共に、屍の山の向こうの平和にむかって走っていきます。

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少年から青年となり、…

少年から青年となり、たくましくなっていく望とその仲間たち。3000年も昔の話だが、現代に通ずるものもある気がする。

文庫OFF

2022/04/20

文明は滅びやすいが文化は滅びにくい。文明は学びやすく得やすいため、他がそれを凌駕する時が来る。が、文化はそうはいかない。馬車は文明であり文字は文化である。速い馬車は造れても文字に勝るものをつくるのは難しい。(p 253) 学問とは、耳目で識ったことを生きながら考え、生きながら活...

文明は滅びやすいが文化は滅びにくい。文明は学びやすく得やすいため、他がそれを凌駕する時が来る。が、文化はそうはいかない。馬車は文明であり文字は文化である。速い馬車は造れても文字に勝るものをつくるのは難しい。(p 253) 学問とは、耳目で識ったことを生きながら考え、生きながら活かすこと。(p 288) 平等と公平 - 民族が定住すれば、組織が必要となり、人に上下ができる。それはやむを得ず、つまり、平等はあり得ない。それぞれが能力に応じて尽力し、それが報いられる組織を作るというのが公平である。(p 361) 夏、商、周、春秋時代。夏は禹王から桀王まで17。471年間。桀王は湯王に敗れる。 威福 - 時に威圧を与え、時に福徳を与え、人を従わさせること。

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2022/02/13

望の下に次第に仲間達が集い周辺の民族と商打倒への準備を着々と進めてゆく。望の右腕的な存在であった彪が敵として現れたのも下巻への楽しみへの一つ。酒池肉林も現代人が解釈している意味とは少し違い神々への祭典の要素があったとの解釈。

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2020/07/05

太公望全3巻の中巻 上巻は背景や人を覚えることに少し一生懸命でしたが、中巻は背景を理解した上で物語に集中することが出来、面白くあっという間に読み終わってしまいました。 上巻で成長を重ね、下巻で目的を果たす。 重要なシーンと大切な出会いの多いこの巻は、生き方が望みを叶えるのだと思...

太公望全3巻の中巻 上巻は背景や人を覚えることに少し一生懸命でしたが、中巻は背景を理解した上で物語に集中することが出来、面白くあっという間に読み終わってしまいました。 上巻で成長を重ね、下巻で目的を果たす。 重要なシーンと大切な出会いの多いこの巻は、生き方が望みを叶えるのだと思わずにはいられません。 成長から目的につながることが納得出来、充実した気持ちで読ませて頂きました! 下巻ももちろんたのしみに

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2018/11/14

姜の青年、太公望は「商を倒す」という強い思いを秘めつつ、旅をしながら多くの人物と出会い、自らを鍛えて大きく成長してゆく。「呪術の不合理から脱して、合理的な考えのできた人物」と、作者は太公望を評しているが、当たっていると思う。

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2018/02/03

上中下の中でこの中が一番面白い。 話が急激に進む展開ではないけれど、読んでいて一番学びや納得できる箇所が多かった。思わず云々と唸って読んでしまった。

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2017/11/03

本巻ではチーム太公望が少しづつ人が揃い確実にコネを拡げ勢力を拡大していきます。 当初想定していた物語とはまるっきり違う現実路線です。 中国の歴史の一番古い王朝である夏王朝の歴史に少しだけ触れています。大変興味深い逸話でした。 中華の古代民族と国名の話など知識向上の為にも良い本か...

本巻ではチーム太公望が少しづつ人が揃い確実にコネを拡げ勢力を拡大していきます。 当初想定していた物語とはまるっきり違う現実路線です。 中国の歴史の一番古い王朝である夏王朝の歴史に少しだけ触れています。大変興味深い逸話でした。 中華の古代民族と国名の話など知識向上の為にも良い本かと思います。 物語も下巻を残すばかりとなりましたが一気に読んでいきたいと思います!!!

Posted byブクログ