うさぎのたび やまへゆく の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
パラパラと捲ってみて、うさぎのシュールな眼差しに惹かれて手に取り。 よく見て初めて気がつきましたが本作、切り絵絵本なのです。自分は切り絵絵本と言えば山岡ひかるさんのかわいらしい絵本しか知らなかったので新鮮に感じました。 出版は2000年、ノーマークでしたね。 しかし、それもそのはず。気になって著者名を検索したらこの本しかヒットしませんでした。 え!?こんな佳い感じの切り絵なのに他にないの!?絵本… もっと見てみたかったなぁ、このテイストの絵本。 ディティールが細かくて、転がったコーラの缶とか隅っこに飛んでるこうもり?とか、山でお茶沸かすのに使ったであろうバーナーなど切り絵ならではの仕事っぷりが小さくも光っているのです。 途中で旅に相棒ができたり、一人で満足そうにお茶してたり、逆勾配の山の斜面を足場作って登っていたりと以外と展開は大人向け?なストーリー? でもストーリーはあまり関係ないのかな、テキストの切れる場所がおかしなところで切れてたりと絵とは真逆にあんまり神経使ってなさそう(笑) 全体的に見所突っ込み処多い一冊。ついコメントも熱く(笑) もっと見てみたかったなぁ、この著者の絵本。
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