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鬼平犯科帳 新装版(1) の商品レビュー

4.2

141件のお客様レビュー

  1. 5つ

    64

  2. 4つ

    34

  3. 3つ

    29

  4. 2つ

    3

  5. 1つ

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2009/10/04

やっぱり定番! 外れなし! ある種の、「下層社会」への鋭い観察眼と、上から見下すだけではない、「明日は我が身」というような、真に迫った同情がぎゅっと切なくほろりと来る、さすがの大作家の銘品だと思う。 全部大好きですが、とりあえず第一巻を。

Posted byブクログ

2009/10/04

 初登場時からの短編集。D&D和風キャンペーンのネタ探しと、マリ見てでちょろっと出てきたので。……けど、この本は中等部〜高等部のお嬢さんが読むにはどうかと思う。えっちしーんもさらりとあるし、生活苦や深酒、不倫や横恋慕、身の持ち崩しはデフォルトだし。 ヤングコミックス、あるいはおと...

 初登場時からの短編集。D&D和風キャンペーンのネタ探しと、マリ見てでちょろっと出てきたので。……けど、この本は中等部〜高等部のお嬢さんが読むにはどうかと思う。えっちしーんもさらりとあるし、生活苦や深酒、不倫や横恋慕、身の持ち崩しはデフォルトだし。 ヤングコミックス、あるいはおとーさん向きのライトノベルだった。  今まではテレビのイメージもあって、鬼平って『江戸時代の金田一耕助』的な印象を持っていた。けれど、読んでみての印象はゴルゴ13(そういやさいとうたかをが今梅安をマンガにしていたよーな)。  面白い、か、どうかは……うーん。ストーリーは興味深いが、私の好みとは少しずれていた模様。サラリーマンのように犯罪稼業をコツコツと勤め上げているけなげな労働者階級が、結局報われない話とでもいうのだろうか。事件解決スカッと読了、って感じではなく、世の中って江戸時代でも小説中でもせちがらいもんだなぁ、ってため息一つつきたくなるような読後感だった。世の中ってやっぱり……オンナとカネなのでしょーか。平四朗さんは確かにキーになる人物だけど、感情移入してしまうのは、むしろ毎回変わる盗賊団の皆様でした。  話は面白いし文章は好きだけど、このシリーズは読んでて身につまされる感じで、かなーり切ない。

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2011/09/30

『鬼平犯科帳』は摘み読みしていたのですが、第一巻をやっと読めました。短編8話が収録されていますが、各話に繋がりをもたせ、大きな一つの長編になっています。長谷川平蔵のかっこよさは最高です。強くて、義理人情に厚く、人としての器の大きさは安心感だけでなく清々しささえ感じさせます。また、...

『鬼平犯科帳』は摘み読みしていたのですが、第一巻をやっと読めました。短編8話が収録されていますが、各話に繋がりをもたせ、大きな一つの長編になっています。長谷川平蔵のかっこよさは最高です。強くて、義理人情に厚く、人としての器の大きさは安心感だけでなく清々しささえ感じさせます。また、事件の裁き方は見事で、人のおもいに沿っていてすんなりと納得させてくれます。

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2009/10/04

ダントツで鬼平こと長谷川平蔵が大好き。 「男のかっこよさ」を寸分違わず体現しているお方だけど、現実には絶対いない(笑)。 TVドラマシリーズと合わせてどうぞ。 エンディングの音楽だけで泣ける…。

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2009/10/04

「舌つづみ」があまりにも美味しそうだったので買ってしまった。密度の濃い短編集。一人の人間が見せる全く違う一面や、味方に対する裏切りに苦悩する密偵など、人の心の機微に関する描写が素晴らしかった。 もちろん、食べ物の描写も。

Posted byブクログ

2009/10/04

他の歴史小説と違った『行間』を味わえるし、江戸の義理と人情に心を打たれます。 火盗改の皆さんが格好良すぎる。 全24冊ですが一冊一冊が薄いし、行間がたくさんあるので一気に読めます。

Posted byブクログ

2011/07/16

今年の目標、「鬼平」完読。予想通りというか面白い。奥深い。ただ、第1話は予想と違う。中村吉衛門主演のテレビのイメージが強いせいもあるし初回と言うこともあり物語の導入と言うこともあり、何か硬く何かまだ筆が乗ってない感じ?なんて知ったかなことを書いてしまった。8篇の連作の短編が載って...

今年の目標、「鬼平」完読。予想通りというか面白い。奥深い。ただ、第1話は予想と違う。中村吉衛門主演のテレビのイメージが強いせいもあるし初回と言うこともあり物語の導入と言うこともあり、何か硬く何かまだ筆が乗ってない感じ?なんて知ったかなことを書いてしまった。8篇の連作の短編が載っているが、なかでも「老盗の夢」がいい。「蓑火の喜之助」と言う老盗が若い女に惑ってしまい、数年ぶりにこれで最後のお勤めをしようとする。稀代の名盗も読みが甘かったのか、今回は鬼平の出番もなく結末を迎える。鬼平の魅力は盗賊であり、火盗の狗となった元悪人。その魅力があふれている。文庫ということで解説がついているが、植草甚一だった。なんとなくラッキーと思う。「時代小説に対する頓珍漢」と言うが、そんなこと言われたら私はどうすればいいの。このなかで植草は「料理屋名簿」と「盗賊名簿」を作りたいといっている。確か最近鬼平のなかの料理の本がアップされていたようだが、同じことを考えるのだなと面白い。植草は完成したのだろうか。「いわゆる謎解きの捕物帳ではなく、独立した短編が一つの長編にもなる、長谷川平蔵はそのまとめ役」という作者のあとがきも紹介されていて、てこの解説は読んでよかったと思う。次回は単行本を借りようかと思ったが、誰がどんな解説を書いているかも気になるので困っている。2006・2・24

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2009/10/04

問答無用で好きです。魅力的な登場人物、鮮やかな江戸の町、どれも素敵ですがこの作品の最大の魅力は何ともいえない香りを放つ悪の華でさえも霞むほどの鬼平のかっこよさでしょう。

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2009/10/04

 つまらん。  池波正太郎の代表作である時代物みっつ、剣客商売、藤枝梅安、鬼平をこれで一冊ずつ触ったんやけど、おもしろさは「剣客商売」>>「藤枝梅安」>>>>>「鬼平」となった。なぜかはわからない。そこまで読み込んでないし、考えてみる気もないけど。  いずれにしろ、このみっつ...

 つまらん。  池波正太郎の代表作である時代物みっつ、剣客商売、藤枝梅安、鬼平をこれで一冊ずつ触ったんやけど、おもしろさは「剣客商売」>>「藤枝梅安」>>>>>「鬼平」となった。なぜかはわからない。そこまで読み込んでないし、考えてみる気もないけど。  いずれにしろ、このみっつのシリーズはどれもあたしが読むべき本とちがう。司馬のような「歴史小説」はともかく、そもそも「歴史小説」というのがあまり肌に合わない気がする。

Posted byブクログ

2011/09/13

鬼平シリーズ 1〜24巻まで一気読みでした。微妙につながっていく短編で話もおもしろいのでテンポよく読めました。鬼平のリーダーシップと情のある言葉にしびれますねー。

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