ろくべえまってろよ の商品レビュー

灰谷健次郎(著者),長新太

2017/05/04

この大人の頼りなさ、とんでもないな。
解決したのが奇跡のようなもの。
大人たちはどうしてこんな対応なんだろう。
自分には関係ないって感じなのかな。
誰の飼い犬でもないし、男の人が来ないとどうしようもない、俺はただの通りすがりと、誰か任せにしてるから、こんな行動ができるのかな。
なんて悲しい。

2015/03/10

私は小学１年生の国語で習いました、『ろくべえまってろよ』。30年くらい前に。
教科書ではなく絵本で読むのは初めてだったんですが、見開きが縦になったり横に戻ったりするのが楽しいですね。って云うか穴、今見るとちょっと引く深さです。

穴に落ちてしまった犬のろくべえを助けるために、小さな子ども達があれこれ知恵を絞るお話。

歌を歌ってあげたりシャボン玉を見せてあげたり、「救出」じゃなくて「元気づける」アイデアを出しちゃうあたりが、いかにも１年生って感じで可愛い。

灰谷健次郎先生のあとがきが衝撃的。

2012/07/27

図書館で借りてきた本。
深い穴に落ちてしまった飼い犬を助ける話。
子どもの救助方法がなかなか。
現実にはそんなにうまくいかないんじゃない？
って思うけど、助かった時は読んでる私もほっとした。

2011/05/28

図書館で借りました。

　絵本。日常。機転。優しさ。
　教科書に載っていた話。懐かしいので手に取った。
　上目遣いのろくべえの、情けなさそうな顔（笑）
　しんみに「ろくべえ」を心配する大人が居ないのが、なんか印象的。

　穴に落ちたろくべえ。それを助けようとする子供達。大人達はわいわいと「あーだこーだ」というだけで、なんにもせず帰ってしまう。通りかかったおじさんも「犬で良かった、人間だったらえらいこと」といって帰ってしまう。
　子供達は「ろくべえ」を元気づけようと、歌ったりシャボン玉を吹いたりするが「ろくべえ」は動かなくなってしまう。
　ろくべえの恋人の「クッキー」使って、最後にやっと籠にろくべえを乗せて、引っ張りあげる。
　よかったという台詞はなく、最後のページに犬二匹を抱いた子供達の満面の笑み。

　クッキーは美人犬だ。っていうか、血統書とかありそう。よく親が、見るからに雑種っぽいろくべえと遊ばせるな（笑）とか思った。

2009/10/04

穴に落ちてしまった犬を助け出したい子どもたち。でも大人は全くあてにできない。どうしたらここを乗り切ることができるか、子どもたちは仲間で相談する。下校時は子どもたちにとって、ひとつの教室である。そこで学ぶ先輩の智恵、友達の素晴らしさ、新しい自分。これも小学校の教科書によく登場する冒険物語。こんな経験を子どもたちにうんとさせてあげたい。

2009/10/04

夏休みに裕喜が読んだ本
穴に落ちちゃうろくべえを
子供たちがいろいろと考えて助け出す！大人は誰も当てに出来ません。