球形の季節 の商品レビュー

恩田陸(著者)

2018/10/19

「六番目の小夜子」のようなピリッとした緊張感を持った学園物を期待したのだけど、ちょっとテイストが違った。東北の田舎町にある四つの高校。男子校の一高、女子高の二高、私立の男子校の長篠。私立のクリスチャンの女子高の藤が丘。谷津ではそれぞれの高校生を巻き込んである出来事がおきる。こんな噂が広まったてきていた。「5月17日、如月山でエンドウさんという子が宇宙人に連れていかれる。」

2017/10/10

どかな村の中で広がる不吉な噂と行方不明事件。金平糖のおまじないの意味は？ 異界に迷い込む感じがなんともうーん。4つの高校（あんまり仲良くない）の生徒たちが面識ありまくりなのが不思議。そして、キャラがすごく濃くて名前まで出てきた弘範のおばさんが全然ストーリーに絡んでなかったのが意外。

2013/04/13

前作の「六番目の小夜子」と似た様な話かな、と思いながら読み始めたけど、そうでもなかったかな。読後に何だか上手く説明できない、もやもやしたものが残って、
「あー！私にもっと豊富な語彙があればこの気持ちを上手く表現できるのにぃぃ」と悶絶したことも今となっては良い思い出です（笑）

2009/12/16

東北の地方都市、谷津を舞台に高校生達の間で広がる噂と噂を肯定するように起きる事件。
噂やおまじないっていきなり広まっていくよなー。
面白かったけど、ラストが・・・なんだか中途半端だった。
閉鎖空間ゆえに起きる特殊な現象もいいけど、登場人物で終わらせて欲しかったかも。。。

2009/10/25

こういう話は恩田さんらしくていいなぁと思います。
恩田さんは、いつの間にかファンタジー混ざってるから面白い

閉鎖された空間、の話を書くのが凄く上手ですよね

やっぱり恩田作品はどれもすきです

2011/05/29

読始：2007,6,13
読終：2007,6,15

面白いという話しではなく何かを感じる作品です
ゆっくりしたペースで話は進み、あれ、これで終わり？って感じです。

単なるホラーやミステリーで終らないところはいいです
恩田陸さんは人物の内面の葛藤、疑問といったものを表現するのが上手いです。
学園が舞台となるのも高校生といった年代が精神的に成長する時期でもあり、その変化を描くにはちょうどいい設定だからでしょう

「跳ぶ」とは子供から大人への変化を象徴するものかと思って読んでいたのでいたのですが…
跳ぶって何なんでしょうか？（もう一度読み直す必要ありですかねw）

学園ものですが恋愛系の話はなし。
それは別にいいのですが、やはりラストが消化不良気味かなと

ということで☆3

同じ話ですが以下のページの方がレビュー数が多いのでそっちも参考にしてください
http://mixi.jp/view_item.pl?id=109704

2009/10/07

○2008/05/13　
ホラーものかと気構えて読んでたら、章の締めとかにちょこちょこっとそんな文はあったけど最終的にそんなことはなかった。中盤過ぎくらいまでかな。
各メインの高校生たちの思考が、なんかすごく分かる気がする。細かに覚えてるわけじゃないけど、ところどころ、あぁ確かに！とかうーんなるほど、とか考えた気がした。
盛り上がりがあっただけに、ラストみのりで終っちゃうの？という気が抜けた感はけっこう。この流れで来たならもうちょっと違うテイストで括ったほうが良かったのでは。
読んでる最中に人物がごっちゃになってしまって混乱した。描写の仕方か、似た雰囲気の人物が多い気がする。
晋(ひろし)が、水銀奇憚の…えー名前忘れたけど首謀者の彼とダブった。読んだあとにフっと浮かんだ。
内容は嫌いじゃないけど、やっぱり終わった瞬間のイメージって大事だ。

2009/10/04

2008/3/8?金平糖や如月山の伝説など、奇妙な伏線がたくさんあってどきどきした。簡単にあしらわれた感じの伏線もあったのが残念。あと、文章がちょっと馴染めなかった。

2009/10/04

面白かったです！
さくさくっと読めて。
中々いい。
雰囲気とか。
途中でホラーっぽくいくのか、ミステリーっぽくいくのか、
どっちだろう〜、と思っていたら、
どっちにも行かず（両方行った、とも言える）。
ホラーっぽいミステリーでもミステリーっぽいホラーでもどっちでもいいんだけど。
ラストが、そういう終わり方するんだー、と。
思っていなかった終わり方ではあったかな、と。

2009/10/04

東北の地方都市、谷津を舞台に高校生達の間で広がる謎の噂と事件。噂やらおまじないやら、ある日突然ブームがやってくることを思い出しました。
面白かったけど、ラストがあれ〜？という感じで消化不良でした。