東亰異聞 の商品レビュー
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読後の印象はミステリの香りをまとった和風ダークファンタジー?みたいな感じ。帝都に現れた闇御前や火炎魔人などにより次々と殺人事件が起こり、他にも人魂売りなどの人なのか人外なのかわからないモノが入り乱れて謎を深めていく。最終的には人間が起こした事件の解決はされるけど、犯人がどうとかより、メインは闇に隠れたもの達が再び解き放たれることだったのかな、と。
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小野不由美お得意の怪談話。明治末の東京を舞台に、闇御前、火炎魔人などの怪人が次々と殺人を重ねる。それは人か、魔か。華族、新聞記者、探偵、陰陽師、人形遣いが入り乱れ、魑魅魍魎が跋扈するもうひとつの東京の物語。
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イメージ参照(http://kentuku902.seesaa.net/article/387161934.html) 日本ファンタジーノベル大賞候補(1993/5回)
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帝都・東亰に跋扈するのは妖か人か? お家騒動のあれこれと人ならぬ「夜」の世界が危ういバランスで同居している感じはとても素敵だけれど、終盤の超展開が唐突すぎたのが残念。
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最初に読んだときと印象はほぼ変わらず。 雰囲気は好きなんだけど終盤が唐突。 世界観が混乱しているというか。 世界観や装丁や終盤の消化不良のおかげで「青猫屋」と混同してしまう。
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異世界(?)帝都・東亰でおこる不思議な出来事。魑魅魍魎の仕業か?はたまた狂人の悪行か? 序盤は、短い怪談を語る場面が続き、こうれが最後まで続くのかな?と。。。 しかし、それを交えて事が起こり、あんな結末になるなんて!! 推理小説みたくでも推理小説じゃない”くらのかみ”に近い感じ...
異世界(?)帝都・東亰でおこる不思議な出来事。魑魅魍魎の仕業か?はたまた狂人の悪行か? 序盤は、短い怪談を語る場面が続き、こうれが最後まで続くのかな?と。。。 しかし、それを交えて事が起こり、あんな結末になるなんて!! 推理小説みたくでも推理小説じゃない”くらのかみ”に近い感じですかね? 推理やら謎解きメインで見てしまうと最後がっくりしてしまうかも?? どうか、おどろおどろしい雰囲気や不可思議さを楽しんでください。 小野不由美さんらいしダークなお話でした。
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○2008/06/11 読み始めは妖怪退治とかそんな感じか?と思ってたけど全然違った。面白い。屍鬼に次ぐなぁこれ。 新太郎サイドの謎解き込みの話もミステリ!って感じで良いけど、黒衣サイドの不透明な雰囲気がたまらん。 怪しいんだけど決定打がないまま結末までひとっとび。正体だけでな...
○2008/06/11 読み始めは妖怪退治とかそんな感じか?と思ってたけど全然違った。面白い。屍鬼に次ぐなぁこれ。 新太郎サイドの謎解き込みの話もミステリ!って感じで良いけど、黒衣サイドの不透明な雰囲気がたまらん。 怪しいんだけど決定打がないまま結末までひとっとび。正体だけでなぞは解けなかったけど。意外性はなかったんだけど、しっとりした雰囲気に思いっきりのまれてた。 ラストというかその後の町がなるほどこういう風になるのね、と。不気味なんだけどそれだけじゃなくて、全体通して入り込んで読めた。ややこしいとこはあったものの。 "夜は光が隠れるから暗いのだろうか、それとも、闇がたちあらわれるから暗いのだろうか" "さて、わたしはいったい何でございましょうね。わたし自身には意味のない問いでございますけれど" "もう夜は、決して暗いだけじゃございませんよ"
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いまでこそ手に入りますが、これを読むのにワタシは一月以上本屋をさまよいました…。いまでも思い出す…。あの苦難の日々。田舎の本屋なんてそんなもんです。結局手に入れるのをあきらめて、図書館で”取り寄せて”読みました。妖怪ものとあっさりいいたくないのです。舞台は明治維新頃の東京。発展と...
いまでこそ手に入りますが、これを読むのにワタシは一月以上本屋をさまよいました…。いまでも思い出す…。あの苦難の日々。田舎の本屋なんてそんなもんです。結局手に入れるのをあきらめて、図書館で”取り寄せて”読みました。妖怪ものとあっさりいいたくないのです。舞台は明治維新頃の東京。発展と衰退が渾然とする時代。うまいなぁ、と思うのはやはり”人”の描き方。キャラにすごく惹かれるのです。
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今現在最もオススメする本です。 架空の舞台「東亰」に暗躍する殺人鬼・闇御前と火炎魔人――。それぞれの目的はいったい何なのか?公爵家鷹司との関わりは? 匂うような文体である貴族の家に降りかかる事件を描いています。 小野不由美と言えば「十二国記」で有名ですが、私はこの「東亰異聞」の方...
今現在最もオススメする本です。 架空の舞台「東亰」に暗躍する殺人鬼・闇御前と火炎魔人――。それぞれの目的はいったい何なのか?公爵家鷹司との関わりは? 匂うような文体である貴族の家に降りかかる事件を描いています。 小野不由美と言えば「十二国記」で有名ですが、私はこの「東亰異聞」の方が好きですね。こちらの方が大人向け、という感じがします。
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舞台は東亰。そう、明治維新後の架空の東京である。時代は進む。しかしいつから人は闇をも支配したつもりになったのだろうか。闇にはまだまだ魑魅魍魎が潜んでいるというのに。古き良き言葉遣いや現実的なようで超現実的なお家騒動が面白い。黒子が妖艶です。闇に溶けて去っていくところなんて、もう。
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