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耶律楚材(上) の商品レビュー

3.3

6件のお客様レビュー

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2023/03/23

ホントは前の駐在の時に帰任する先輩からもらった一冊。ずっと積読になっていたけど、中国にいるうちに読もうと取り出して読了。 チンギス・ハンの名参謀ということで耶律楚材の名前は知っていたけど、言われてみたら、漢字の名前だし、契丹人だったのね。上巻は、生い立ちからチンギス・ハンの下へ送...

ホントは前の駐在の時に帰任する先輩からもらった一冊。ずっと積読になっていたけど、中国にいるうちに読もうと取り出して読了。 チンギス・ハンの名参謀ということで耶律楚材の名前は知っていたけど、言われてみたら、漢字の名前だし、契丹人だったのね。上巻は、生い立ちからチンギス・ハンの下へ送り込まれるところまで。 飲んでばっかりで時間がないけれど、帰る前に早く下巻も読んでしまおう。

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2013/09/14

耶律楚材がモンゴル帝国の東側(中国方面)の確立に貢献した話。人民の平和な暮らしを目指してモンゴルのために働いた。金と南宋を滅ぼして元が安定した国家を形成した。

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2013/07/13

モンゴルは都城の反抗を恐れた。自暴自棄になった住民が女を逃がしたり宝物を焼いたりしてしまって略奪ができなくなるからだ。 本当に戦闘以外はケダモノ。 そんな国の内政をつかさどってまともな国にしていくのだから、大宰相と言える。もっとも、チンギス・ハンをはじめとして仕えた大ハンは楚...

モンゴルは都城の反抗を恐れた。自暴自棄になった住民が女を逃がしたり宝物を焼いたりしてしまって略奪ができなくなるからだ。 本当に戦闘以外はケダモノ。 そんな国の内政をつかさどってまともな国にしていくのだから、大宰相と言える。もっとも、チンギス・ハンをはじめとして仕えた大ハンは楚材の言葉に聞く耳を持っていた。たとえケダモノの群れでも、トップはやはり違う。 もっと知られていい人だと思う。

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2009/10/04

耶律楚材(やりつそざい)は、契丹人(きったんじん)ではありますが、漢化され、漢民族の文明を身につけた逸材でした。 チンギス・ハーンの侵攻により、その帷幕(いあく)にあって、モンゴル帝国の宰相となり、三十余年、モンゴル帝国の群臣を仕切って 「一利を興すは一害を除くにしかず、一事を生...

耶律楚材(やりつそざい)は、契丹人(きったんじん)ではありますが、漢化され、漢民族の文明を身につけた逸材でした。 チンギス・ハーンの侵攻により、その帷幕(いあく)にあって、モンゴル帝国の宰相となり、三十余年、モンゴル帝国の群臣を仕切って 「一利を興すは一害を除くにしかず、一事を生かすは一事を減らすにしかず」という言葉を残しました。

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2009/10/07

宋時代末期の話。耶律家は契丹族の王族の子孫と言われ,契丹族は金に滅ぼされ,金は契丹族の人材を利用するが, 契丹族は金国では差別されていた。しかしながら,金国家の重職につく契丹族もおり,楚材もそのひとりであった。 金国はやがて衰退の一途をたどり,チンギスハンが台頭してきた。楚材はチ...

宋時代末期の話。耶律家は契丹族の王族の子孫と言われ,契丹族は金に滅ぼされ,金は契丹族の人材を利用するが, 契丹族は金国では差別されていた。しかしながら,金国家の重職につく契丹族もおり,楚材もそのひとりであった。 金国はやがて衰退の一途をたどり,チンギスハンが台頭してきた。楚材はチンギスハンの住民が人とも思わない凶暴さを恐れ,それをどうにか最小限に食い止めようとしてチンギスハンに従う。チンギスハンも楚材の有能さを利用し,ウルツサハリ(長いひげ)とあだ名を付けて,やがてはモンゴル族の宰相まで引き立てる。しかしながら,チンギスハン死後,次の子オゴディまではうまくいくが,その後は権力の座から次第に下ろされていく。 楚材の魅力は,自分の栄達・出世,仕える王の魅力に惹かれ従うといったものではなく,混沌とした世の中を治めるには強い力が必要と感じ,チンギスハンを利用し,制御しながら中国を纏めていくといったこれまで自分が書籍で読んだ人物とは一風違った考えを持った人物だった。

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2009/10/04

この人抜きに元は語れません。苦労人というイメージなのですが・・・・。フビライ随一の重臣としての功績がわかります。

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