占星師アフサンの遠見鏡 の商品レビュー

ロバート・J.ソウヤー(著者),内田昌之(訳者)

恐竜少年アフサンの成…

[文庫ＯＦＦ]

恐竜少年アフサンの成長譚。星を見ることが好きなアフサンはとあることを発見してしまう・・。とても面白いのだが、続巻が出ないのが欠点。

2023/01/03

若きキングタリオの見習い占星術師が、望遠鏡での観察で自分がいる大地のこと、星の仕組みを解き明かしていく。(ガリレオのように)地動説、地球は丸いということを発見し周りに話して説得していくといく話自体は簡単で単純なストーリーだけど、どうやらこのキングタリオのいる星は地球とは恐らく違うので頑張ってイメージするのと、ここが重要「主人公が恐竜」のため、爪や牙と肉食獣の日常生活、なわばり本能の回避と礼儀作法、卵やしっぽなどの比喩などの世界観が作り込まれていてさすがソウヤーのSFという感じ。この後星を脱出するのはどうするの？本当に全員を説得し、友達の王族制度はどうなるの？と思いきや、続巻は邦訳されてないのね…泣

2019/02/04

恐竜の社会を描いた、人間が登場しない小説。
訳者あとがきにある通り、ファンタジー風に始まり、中盤あたりからSFに変貌する。
とはいえ、物語全体としては、主人公アフサンの波乱万丈な冒険と成長を描いた青春小説としての印象が強く、SFファン以外も広く楽しめる作品だと思う。
個人的な好みでいうと傑作です。
続編2作品は未訳とのこと。
ハヤカワさん、翻訳お願いします！

2018/09/17

初めましての作家さん。
中世ヨーロッパ的な文明を持ち、人類同様の知性を
持ち合わせていた恐竜の世界。
神は絶対で、古くからの教えも絶対という中で
宮廷占星師見習いのアフサンが遠見鏡で神の顔の観察を
はじめた結果、絶対だと教えられてきたことに矛盾を感じ
ある結論に達する。
その教えに一石を投じた時・・・大激震がはしる。
恐竜の習慣や習性を細かく描写してるところが楽しくて
楽しめました。

2016/11/26

読み易くて面白いジョブナイル風の良作
表紙　　　７点木嶋　俊
展開　　　６点１９９２年著作
文章　　　７点
内容　７３０点
合計　７５０点