魔法使いの弟子 の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
個人的にダンセイニは短編のほうが好き。 師匠さん、後継者が欲しいのなら、ラモンに対する態度を改めないといけないよ。ラモンも魔法を習得したいのなら、よそ見ばかりしてないで、しっかり勉強しようよ。結局ものになっていないじゃないか。話の筋は好きだけれど、突っ込みどころ満載かな。
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海外ファンタジーというだけで自分でも読み通せるか疑問だったが、取引材料として「影」を要求されるあたりから面白くなってきた。 登場人物の中で唯一、ミランドラが何を考えているのか分からなくて、彼女の絡みで最後にもう一波乱あるかと思ったが、それは特になかった。でもまあ、おとぎ話に近い古...
海外ファンタジーというだけで自分でも読み通せるか疑問だったが、取引材料として「影」を要求されるあたりから面白くなってきた。 登場人物の中で唯一、ミランドラが何を考えているのか分からなくて、彼女の絡みで最後にもう一波乱あるかと思ったが、それは特になかった。でもまあ、おとぎ話に近い古きよきファンタジーだと思えば特に不満はないかな。十分楽しめた。
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ファンタジーとしては本当に大作。指輪やゲドと張っていいくらい。なぜ有名じゃないのか疑問。映画化とかするべきだよ。読んでよかったいいこと学んだ。
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魔法使いが弟子を育てる難しさ…妹の持参金のために錬金術を学ぼうとする若者の瑞々しい行動力と正義。 豊かな自然に対する美しい表現と、目を凝らしても見えぬ闇に支配される夜、己の影を代償にする戦慄…数々の不安が配置されてるが、その中で兄を慕う妹の存在感が光り輝き巧く対比的な構図を構...
魔法使いが弟子を育てる難しさ…妹の持参金のために錬金術を学ぼうとする若者の瑞々しい行動力と正義。 豊かな自然に対する美しい表現と、目を凝らしても見えぬ闇に支配される夜、己の影を代償にする戦慄…数々の不安が配置されてるが、その中で兄を慕う妹の存在感が光り輝き巧く対比的な構図を構築する。 古い本ですが、基本的で大切な要素がバランス良く綴られている幻想文学書。物語の最後に見せる魔法使いの有様に何とも云えない感傷と開放感を得ました。
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錬金術を学ぶ事を父親から命じられ、魔法使いの元で修行する貴族の子のお話です。主人公ラモン=アロンソの周りの登場人物達が、とても良い味を出しています。読み終わった後に心地よい充足感を得ました。
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ファンタジー傾倒時代に読みました。 主人公は魔法使いの弟子じゃなくて、魔法使いの召使いのおばあさんのほうだと思います。 ハッピーエンドです。
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ダンセイニ卿作、魔法使いになるために修行をする、貴族の青年の物語。 彼の作品は羽ペンとインクによる校正なしの一発勝負、いわゆる「お筆先」から生み出されたそうですが、それもなるほどと思わせるほどの独特の雰囲気と熱意が漂っています。派手さはありませんが、錬金術や魔法というものは、...
ダンセイニ卿作、魔法使いになるために修行をする、貴族の青年の物語。 彼の作品は羽ペンとインクによる校正なしの一発勝負、いわゆる「お筆先」から生み出されたそうですが、それもなるほどと思わせるほどの独特の雰囲気と熱意が漂っています。派手さはありませんが、錬金術や魔法というものは、爾来、こうしたものだったのでしょうな。
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