アンネの日記 完全版 の商品レビュー
アンネ・フランクとオ…
アンネ・フランクとオードリー・ヘップバーンはバックグラウンドその他がとてもよく似通っているらしいです。戦争がなかったら…「―たら」「―れば」を想像することはここでは無意味ですが、それでもなお、大人の女性になったアンネに思いを馳せずにいられません。加えて、個人的には思春期特有のもど...
アンネ・フランクとオードリー・ヘップバーンはバックグラウンドその他がとてもよく似通っているらしいです。戦争がなかったら…「―たら」「―れば」を想像することはここでは無意味ですが、それでもなお、大人の女性になったアンネに思いを馳せずにいられません。加えて、個人的には思春期特有のもどかしさとか空想的な部分に、より賛辞を呈したい気分です。他人を模した自分に当てての日記の手法や、隠れ家に移り住み、その最小のコミュニティの中での冷静な自他分析は、彼女が一端の文筆家であることを窺わせます。
文庫OFF
アンネが捕まるまでの…
アンネが捕まるまでのことを書いたアンネ自身の日記です。
文庫OFF
名著
最初の出版時に故意に削除されていた部分や、新たに発見された頁を加えた完全版。真っ直ぐな目で世界を見つめていた少女の未来を奪ったもののことを、我々は忘れてはならない。いつまでも伝えてゆきたい名著。
fyu
大昔に姉の本棚からガメていたまま積ん読になっていたのを、20年の時を経て読了 昔の自分にはこれを読み切る体力はなかった そういった意味で、内容の面白さとは関係なく、この読了は大きな意味をもつ この日記の最後の日まで読んだ後に登場人物の大半は死んでしまうんだなあと思っていると、左...
大昔に姉の本棚からガメていたまま積ん読になっていたのを、20年の時を経て読了 昔の自分にはこれを読み切る体力はなかった そういった意味で、内容の面白さとは関係なく、この読了は大きな意味をもつ この日記の最後の日まで読んだ後に登場人物の大半は死んでしまうんだなあと思っていると、左手で感じている残りのページの厚みがアンネたちの余命のように思われた 特別な読書体験であった 読み終わってから思うことだけど、姉がこの本を読了したとは思われぬ
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600ページくらいあるのですが、1/3弱くらいで断念しました。 今の自分の知的体力がもたなかったからです。 文章自体はとても読みやすかったです。 アンネちゃん!また戻ってくるからね!
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オランダにあるアンネの隠れ家へ行く前に、予習として読んだ。 13歳から15歳までの日記である。子どもから大人へと一番変化する時期の正直な気持ちが綴られている。公表も視野に、アンネ本人が昔の日記に手を加えていたとはいえ、時系列に並んだ日々の記録から、アンネが大人になっていくの...
オランダにあるアンネの隠れ家へ行く前に、予習として読んだ。 13歳から15歳までの日記である。子どもから大人へと一番変化する時期の正直な気持ちが綴られている。公表も視野に、アンネ本人が昔の日記に手を加えていたとはいえ、時系列に並んだ日々の記録から、アンネが大人になっていくのが読者にも分かる。まるでアンネが自分のように、友人のように、我が子のように思えてくる。 延々と続くかに思われた日記が、「じゃあまた、アンネ・M・フランクより」といういつもの言葉を最後に唐突にぷつりと終わる。そこで初めて彼女の日常や人生は本当に終わった(終わらせられた)のだなと実感する。親しい人が亡くなったかのような喪失感と友人が引いて行かれるような怒りを覚える。ただ一人残された父オットーの胸中は想像もできない。 アンネは前向きで聡明で、信念のためなら主張を厭わないタイプである。大人になれば、わがままで短気なところもなりを潜め、父親のようなやさしさや謙虚さを身に着けていっただろう。戦後も存命していたら、作家やジャーナリストとして、オピニオンリーダーになっていたと思うし、世界の歴史も多少変わっていたかもしれない。 ホロコーストも人種差別も最悪なのは当然で、そんなことは「アンネの日記」を読まずとも分かっている。分かっていなかったのは、差別され、蔑まれ、財産や仕事だけでなく、出歩く自由すら失った人たちも、私たちと同じようにふつうに生きていたという簡単な事実である。ホロコーストで亡くなった600万人にはそれぞれ家族がいて、生活があって、些細なことに怒ったり笑ったりしていた。立派な人もいれば、利己的な人もいたし、それぞれが長所も短所も持っていた。アンネはそれを書き残し、後世に伝えててくれた。本人の望んだかたちではないかもしれないが、「わたしの望みは、死んでからもなお生きつづけること!」という願いが皮肉にも叶ったとのだろう。 アンネの日記の真贋について、未だに論争があるらしい。アンネ本人が加除修正していたり、オットーが初出版する際にライターが編集したり(原文に書き加えてしまったという説もあるよう)で、筆跡がバラバラというのが疑いを招くようだ。アンネの家で現物の開かれたページを見たが、確かに筆跡が混在していた。ただ、13歳のメモ書きと15歳の清書では筆跡が違って当然と思う。中学生くらいで急に筆記体を使いたくなる感覚に覚えがある人も多いのでは。 本人が書いたかどうか分からない箇所や、時系列が誤っている箇所は多少あるのかもしれないが、すべてが作り物ということはあり得ないだろうと思った。
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友人の墓参りに訪れた広島で偶然アンネ・フランク展が開催されていたのが、この本との出会いです。 アンネのいきいきとした表現やユーモアに出くわす度に、この続きはもう読むことができないのだとやりきれなくなりました。 そういった想いが今までにないくらいの戦争への怒りとなり、どうし...
友人の墓参りに訪れた広島で偶然アンネ・フランク展が開催されていたのが、この本との出会いです。 アンネのいきいきとした表現やユーモアに出くわす度に、この続きはもう読むことができないのだとやりきれなくなりました。 そういった想いが今までにないくらいの戦争への怒りとなり、どうしたら人間同士が才能や可能性を奪い合わなくてすむようになるのだろうかと考えさせられました。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
最初の方は、アンネはおてんばでお喋り好きなトットちゃんのような女の子だという印象を受けたけれど、読み進めていくにつれて、アンネがユダヤ人であるというだけで背負わなければいけない多大な困難がだんだんと見えてきた。 ユダヤ人が外に出ることもできずに、怯えながら隠れ家に閉じこもるということが現実に起こっていたと考えると戦争と人種差別の恐ろしさにゾッとする。 読んでよかった。
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むかし高校生のころに読んだのは普及版、今回再読は深町眞理子訳完全版。 第二次世界大戦ナチスドイツホロコースト、ユダヤ人ゆえの迫害の苦しみを知るのはもちろん、同年齢ゆえティーン女の子独特の吐露日記がまぶしかった記憶。 でも、あれ?完璧な自立志向のしっかりした女の子の日記になっている...
むかし高校生のころに読んだのは普及版、今回再読は深町眞理子訳完全版。 第二次世界大戦ナチスドイツホロコースト、ユダヤ人ゆえの迫害の苦しみを知るのはもちろん、同年齢ゆえティーン女の子独特の吐露日記がまぶしかった記憶。 でも、あれ?完璧な自立志向のしっかりした女の子の日記になっているではありませんか。 ま、それはまえがきや解説にあるように最初の発行時1947年(わたしが読んだのは1958年!)の時代性で、アンネのオリジナル日記には現代において当たり前のこと、十代における女性の体のことやセックスの興味について忌憚なく書かれていたのを省いていたのであったということ。また他に対するはっきりした批判や自己主張が激しかったのであったから。 ほんとにしっかりした女の子のアンネ・フランク。思索のしっかりした組み立てなどは将来物書きになりたかったそうだが、なれたよね。「わたしのしの望みは死んでからもなお生きつづけること!」と日記に綴ったその通りに、短い人生がぎゅっと詰まった日記はやはり青春の読書本なり。
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中学生以来の再読。 「ずっと昔の遠い国の話」だと思っていたけど、大人になって読み直すと、アンネとの距離がグッと近く感じた。 10代らしいボーイフレンドの自慢や恋の悩みがあったり、隠れ家での食糧事情など、日々の生活が活き活きと描かれている一方で、ゲシュタポの恐怖に怯えながら暮らす...
中学生以来の再読。 「ずっと昔の遠い国の話」だと思っていたけど、大人になって読み直すと、アンネとの距離がグッと近く感じた。 10代らしいボーイフレンドの自慢や恋の悩みがあったり、隠れ家での食糧事情など、日々の生活が活き活きと描かれている一方で、ゲシュタポの恐怖に怯えながら暮らす様子の緊迫感たるや… ユダヤ人に対する迫害がなければ、勉強も恋も好きなことだってたくさんできたのに、わずか15歳で命が奪われてしまうなんて。 戦争の愚かさをアンネの日記から、改めて教わった。
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